#32 -天使の群れ③-

 懐かしく温かい幻が、エリーゼの意識をしっとりと包んでいた。


 もう戻れない、もう壊れてしまった、かつては当たり前の光景だったエリーゼの原風景が視界いっぱいに広がっている。


 微かに白んだ意識の中で、エリーゼは夢を見ていた。


 今となっては遠い過去となってしまった幼い日の景色。父と過ごした夕暮れの田畑。


 夕日に照らされて輝く黄金色の小麦畑の畦道を歩きながら、エリーゼと金色の髭を蓄えた痩身の男が歩く。


 ドミニク・ソレイユ。今は亡きエリーゼの父親だ。



「……いいかい、エリーゼ。今日は父さんの昔話を話したいと思うんだが――聞いてくれるかい?」



 ドミニクの言葉に、エリーゼがこくんと頷く。


 頷いたエリーゼを見てドミニクは「そうか」と複雑な表情を浮かべて答えて、大きなため息を一つ吐いてから話し始めた。



「父さんはね、昔……帝国軍の開発部というところで働いていた。簡単に言うと、この国に悪いことをしようとしている人達をやっつける武器を作る仕事をしていたんだ」


「すごい、お父さんは偉い人だったんだね!」


 無邪気なエリーゼの返答に、ドミニクの顔がわずかに曇る。


「…………そうだな。父さんも昔は、それが大事なことだと思って一生懸命働いてきたんだ。


 頑張れば戦争が終わると信じて、この国が幸せになると信じて、何より父さん自身が幸せになると信じて、誰よりも真面目に頑張って来たんだ……


「……お父さん?」


 不思議そうな顔でエリーゼがドミニクの顔を覗き込む。その顔をドミニクは、何とも言えない悲しそうな表示用で見ていた。


「ああ、エリーゼ……お前はいつか必ず父さんを恨む……。


 父さんはな、。誰よりも幸せを願い過ぎて、他の何よりも危険な物を造ってしまった……」


 ドミニクの目尻に僅かに涙が浮かび、零れないように空を見上げる。拭いきれない後悔と自責の念が、確かにそこにはあった。


 当然ながら、幼いエリーゼにはそんな機微は伝わらない。ドミニクが何をしていたのかなど、知る由もなかったのだから。


「父さんが作ったのはな、使だ。


 共和国ごとこの国に破滅をもたらす使徒だ。は絶対に殺しきれない……そしてその呪いと皺寄せは必ず私とエリーゼに降りかかる……」


「お母さんは? お母さんにはその『のろいとしわよせ』は来ないの?」


「……どうだろうな。母さんはこの村の人間だから、軍とは何も関係ない。何も無いことを祈っているよ」


 ふーん、とエリーゼが首をかしげながら呟き、足元にあった小石を軽く蹴る。小石はゆっくりと転がっていき、やがて畑の方へと転がり見えなくなった。


「エリーゼ、お前には力が必要だ。いざという時に自分の身を護れるだけの用意を……父さんが整えてやる。何としてもお前だけは生きられる様に――」


 ドミニクのごつごつとした大きな手がエリーゼを撫で、エリーゼがくすぐったそうに身を捩った。


 遠くから少し高い女性の呼ぶ声が聞こえる。目を凝らすと遠くでエリーゼの母親が手を振っていた。


 エリーゼがぶんぶんと元気よく手を振り返し、ドミニクの手を取って駆け出す。


「安心してお父さん! 私、お父さんがどんな人でもお父さんの味方だから!」


「……ああ、ありがとうエリーゼ。父さんも……エリーゼの味方だ」


 ドミニクが笑って、エリーゼの手を優しく握り返す。


 夕焼けの中で握ったその手は温かくて、しかしどこか冷たかった。




「――――――」


 ぱち、とエリーゼの瞼が開かれ、エリーゼが身体を起こす。


 ――何だか、長い夢を見ていたような……。


 頭が重くて、気を失う直前のことを思い出せない。しかしそれを思い出そうとすると、少しだけ胸がちくりと痛んだ。


 そしてその理由に、エリーゼはまだ気づいてはいない。


 未だはっきりとしない意識の中で呆然としながら辺りを見渡していたエリーゼの意識が、あるものを見つけてはっきりとした。


「ロベルタさん!」


 視界の端でロベルタの姿を捉えて、エリーゼがロベルタを呼ぶ。辺りは銀色の液体で覆われていて、液体はロベルタの体内へと吸い込まれ続けていた。


 傷一つない、しかしどこか疲れた様な表情のロベルタが、ゆらゆらと首を動かしてエリーゼを見る。


「……エリーゼ、起きたのか。すまないがあと少しだけ待っていて欲しい。すぐに終わらせて――」


「「すぐに終わると思うか?」」


 左右からイレーヌとベルベットが駆け寄り、クリュサオルとカトラスで斬りかかる。


 ロベルタがデュランダルで二人の攻撃を捌いて斬りかかるも、デュランダルはベルベットの身体を両断せず鎖骨へと少し食い込んだところで止まった。


 ――しまった!


「単分子を消耗し切ったな。これであんたは最大の武器を失った」


「……っ、なめるな!」


 ロベルタがデュランダルをナノマシンで覆い、ベルベットへと斬りかかる。


 機械であればその全てを喰らい尽くすことができるしろがねの刃がベルベットへと迫るも、ベルベットは間一髪でその斬撃を避けて退がった。


「エリーゼ、急いでクラリスを起こしてくれ! 今ならお前がマスターだから、Aクラス命令で自閉モードが強制解除される!」


「……っ、はい!」


 ロベルタの声に弾かれたようにエリーゼが跳ね起き、クラリスの方へと駆け寄る。


 軍則には明確な表記はないものの、ロベルタのマスターであるエリーゼには、部下のクラリスへのマスター権限が間接的に与えられている。


 本来のマスターの命令よりは強制力が劣るものの、Aクラス命令であれば十分にエースモデル機体の自閉モードを解除できる。


 そこまで詳しいことは当然ながら素人であるエリーゼは知らなかったが、その時エリーゼの身体は殆ど無意識に動いていた。


 ――ロベルタさんが、私を頼ってくれている。


 エリーゼから比較的近いところで、クラリスは眠っている。何事もなかったかのように無傷なのはロベルタが傷を直したからだと、エリーゼは何となく理解した。


 ――なら私は、私のできる限りでロベルタさんに答えないと……!


 それが生きる為の最適解であり、自分のやりたいことであると、その時エリーゼは改めて実感した。


 クラリスの頭と腰を持ち上げて抱え起こすと、人工皮膚がエリーゼの指紋を読み取って音声を発する。



【上官機マスターの指紋を認証・DNA情報照合完了・適性マスターであると判断:現在自閉モードの為起動を推奨する】


「Aクラス命令です! 自閉モードを解除して起動してください!」


【拝命】


 自動音声がそう短く告げ、クラリスが目を見開いてがばっと起き上がる。あまりの勢いに驚いたエリーゼが「わっ」と声をあげて尻餅を着いた。


「……エリーゼ、私は……」状況が掴めないクラリスが、無機質な目でエリーゼを見る。


「えっと、私にもわかりません……。というか私のこと気絶させたのクラリスさんじゃないですか!?」


「そうでしたか? よく覚えていません」しれっとした様子でクラリスが答える。


「いやでも確か私の頭殴って――」


「まあ、そんなことは置いておいて。今私達がやるべきことは一つではありませんか?」


 クラリスが端末を小型の拳銃へと変えてエリーゼに渡し、デュナメスを呼び出す。


「ロベルタがイレーヌを相手取っている間に、私達がベルベットを倒します。


 貴方に渡したものは通常の対人形用拳銃なので効果は薄いですが、中に入っているのは私のデュナメスと同じ弾丸です。牽制程度には使えるかと」


「えっ、でも……私、銃なんて殆ど撃ったことありませんよ!? 昔撃ち方を父に少し習っただけです!」


「撃ち方を知っていれば問題ありませんよ。――では!」


 ただ一体――本体だけとなったベルベットへと向かって、クラリスが駆ける。


 ベルベットの強みはその圧倒的な物量で、クラリスの強みは冷静な戦況の運び方だ。まして今はベルベットも神格武装クラウ・ソラスを使い過ぎて先程よりも弱っている。


 強みが消えた以上、エースモデルであってもある程度互角に近い戦いを演じることができる。


「今です!」


 距離を取って弾丸を叩き込みながら、クラリスが鋭い声で指示を出す。


 一瞬遅れてエリーゼがベルベットへ二発射撃。一発は躱され二発目は腕に防がれ、そこに僅かな傷を創った。


 ほんの数瞬ベルベットの足が止まり、クラリスがその隙に体勢を立て直す。


「く……っ」


 クラリスの電脳の奥で、微かに焦りが生じつつあった。


 通常弾よりはるかに威力のある炸裂式のものであるとはいえ、大型ロボットの装甲なら全く通じない程度の威力だ。当然ながら天使の装甲には効き目が薄い。


 一撃で天使を殺そうと思えば迫撃砲クラス以上の火力が必要になってくるが、それはの話だ。現実的には電磁砲レールガンの様な大がかりな兵器が必要である。


 とはいえ、拳銃で天使が全く殺せないという訳ではない。過度に人間を模している以上、当たれば一撃で倒せる場所は存在する。


 ――やはり、頭に当たらなければ意味はありませんか……っ!


 そう、天使の最大の弱点は電脳のある頭部、そしてコアがある胸部中心付近――心臓部だ。


 この二つの内どこかに当たればクラリスの勝ちだが、コア付近の装甲は厚い。ロベルタの様に相手をナノマシンへと分解できなければ攻撃は通らないだろう。


 となれば電脳のサイズの都合上、どうしても装甲が薄くなる頭部しか狙う場所は存在しない。そしてそれをベルベット自身も理解していた。


「何を考えているか容易に分かるぞ、頭を狙うつもりだな?」


 ベルベットがカトラスを振りかざし、間合いを取っていたクラリスへと文字通りの一瞬で駆け寄る。


「――――~~~ーーーーっ!」


 間合いの内側へと肉薄したベルベットに、デュナメスの照準が合わない。


 圧倒的なまでの人工筋肉の性能の違いを見せつける、桁違いの瞬発力。


 神格武装クラウ・ソラスの仕様で消耗していても、今なお埋まり切らない性能差にクラリスは奥歯を噛み締めた。


 ――これが……天使……っ!


 誰よりも長くそのそばにいながら天使という化け物の性能を計りちがえていたことへの後悔が、クラリスの頭をよぎる。


「さっきも言っただろう? 諦めろと」


 クラリスの喉笛めがけてカトラスが振るわれる――その刹那。


 ベルベットの脇腹を五発の弾丸が襲い、うち二発が命中する。比較的柔らかい場所だったので脇腹が抉れて肋骨が折れ、ベルベットが体勢を崩した。


「……させません!」


 震える足を懸命に抑えて、エリーゼが言い放つ。ベルベットの関心の対象はその時完全に、クラリスからエリーゼへと変わった。


「戦力には数えていなかったから後で殺せばいいと思っていたが……思ったよりも戦えるようじゃないか。ドミニクに仕込まれたのか?」


 愉しそうにベルベットが笑い、気圧されたエリーゼが一歩後ろに退く。


 ――怖い。


 ただ、恐怖がそこにあった。


 今まで落ち着いて射撃できていたのは、ベルベットの注意がクラリスへと逸れていたことと緊張で感覚が麻痺していたからだ。


 それらが一気に消え失せ、ベルベットがこちらに的を絞った今、純粋な恐怖がエリーゼを支配している。


「……どの道マスターの為に、いや……あんたは殺すんだ。そんなに震えるくらいに恐ろしいなら――」


 軍服のポケットから素早く修復アンプルを取り出して注射しながら、ベルベットがスタートダッシュを切る。


「一番先に楽にしてやろう!」


 ベルベットが真っ直ぐに、エリーゼの許へと駆ける。


 あっという間に距離を詰めてくる、人の形をした怪物。天使の名を騙る機械仕掛けの異形が、エリーゼの命を捉えている。


「ああああああああっっっ!!!」


 軽い錯乱状態に陥りながら、エリーゼが拳銃を乱射する。一発、二発、三発……計五発。しかしそれらの弾丸は全て無意味に防がれ、足を止めることはできない。


 百戦錬磨の高性能戦闘機体エースモデルであるクラリスですら決定打を与えられないのだ。ベルベットの注意が向いた状態でエリーゼが敵う筈がない。


 そもそもエリーゼの弾丸が殆ど躱されなかったのは、避けられなかったからではなく当たっても意味が無いと判断されたからに過ぎないのだから。


 だん、と一段と高い足音と共にベルベットがエリーゼの手前で止まり、カトラスを突きつけた。逃れようのない濃密な殺気が、エリーゼを突き刺す。


「これで終わりだ、素人にしては良く頑張ったね」


 エリーゼの細い首筋へとカトラスが振るわれる。カトラスの刃は正確にエリーゼの首を捉え――右手ごと弾き飛ばされた。


「一体どこを見て戦っているんですか? あなたの相手は私です」弾切れ状態のデュナメスから弾倉を抜きながら、クラリスが淡々と言う。


「いちいち……鬱陶しい奴だ!」


 ベルベットが空間転移でクラリスの背後へと回り、左手一本でクラリスを強引に地面へと組み伏せる。


 がっ、という乾いた声と共にクラリスが倒れ、組み伏せられた時の負荷で右腕が折れた。


「そんなに壊されたいなら、もう一度壊してやろう。首さえ残っていればいい……首だけ残っていればマスターは満足する。後はどう痛めつけようと私の自由だ!」


 クラリスの左脚を踏み折り、左肩を踏みつけて動けなくしてから、ベルベットが濁った色のアンプルを取り出す。


 感覚強化ドラッグナノマシン。ヴェロニカが使っていたものに良く似た、身体から伝わる違和感を痛覚に変えるものだ。


 ヴェロニカの物程の効果はないが、相手を痛めつけるだけならば十分すぎるものである。


「初めての痛覚かんかくだ――味わいな!」


 ぎり、とクラリスが歯噛みし、ベルベットが注射器を振り下ろす。


 注射針が突き刺さり、クラリスに薬液が注入されるその刹那。


 一発の銃声が轟き、ベルベットがその動きを止めた。



 ――怖い。


 ベルベットをクラリスが引き剥がした後、エリーゼの脳内はその言葉一つで埋め尽くされていた。


 何もできなかった。何の役にも立てなかった。


 いや……きっと相手が天使ベルベットでなければ何とかなったかもしれない。しかし相手が悪すぎた。


 世界最強と謳われる帝国軍、その中でも最高の兵器と呼ばれるのが天使だ。人間が人形の拳銃を持ったところで太刀打ちすることなど到底叶わない。


 その絶対性こそが天使が最強である理由であり、命令システムという鎖を作らなければならなかった理由だ。


 人間を模し続けると同時に至高の兵器と両立させた化け物に、ただの生物である人間が勝てる筈がない。


 そう、普通であるならば。


 ――いや、勝つ術はある。きっとクラリスさんも気付いている……逆転の一手が!


 クラリスが両手で拳銃を構え、深く息を吸う。狙いは勿論ベルベット。そしてその頭部だ。


 意識が戻ってから今まで、エリーゼはずっとクラリスの戦い方を。どこを集中的に狙っているか、その一点に焦点を絞って。


 それらの情報から、例え天使であっても脳がある頭部を狙えば天使であっても壊せるとエリーゼは確信していた。


 そして今、ベルベットはクラリスを壊すことに専念している。きっと自分のことなど眼中の外なのだろう。だから狙うとすれば、今こそ絶好のチャンスだ。


 言うまでもなく、撃ち方を少し知っている程度のエリーゼが拳銃で弾丸を頭部に命中させられるはずがない。


 慣れてない人間が実戦で拳銃を使う時は頭を狙っても当たらない。実戦において拳銃という武器は驚く程使い物にならず、精々が威嚇程度だ。


 拳銃、それも掟破りの二挺スタイルで正確に当てられるのはクラリスが機械だからであって、誰でも当てられるという訳ではない。


 深く息を吐き出しながら、エリーゼが目だけでロベルタの方を見る。ロベルタはイレーヌと激しく打ち合っており、とてもこちらに加勢できそうにない。


 天使と互角に戦える人間がいるということがエリーゼには驚きだった。一体どれだけの戦闘を重ねればあの境地に至れるのか、想像を絶する。


 ――だから、精一杯を。私のできる精一杯を、この弾丸に――!


 エリーゼが目を細め、奥歯を噛み締めながらベルベットの頭を狙う。


 どの道この弾丸が外れても、撃たずにクラリスを見殺しにしてもエリーゼは死ぬのだ。だから少しでも生き残る確率のある方に全てを委ねるしかない。


 だからこれは博打なのだ。エリーゼの命を賭け金にした、クラリスを救う為のギャンブルなのである。


 それは生き残る為の最期のあがき、まありに合理的でなおかつ非合理的な判断だった。


「…………っ」


 手が緊張で震えて上手く狙いが定まらない。これで人生が決まると思うとどうしても必要以上に力が入ってしまう。


 心臓が早鐘の様に鳴り、頭の中が真っ白になる。最早恐怖など感じている場合ではなかった。


 当てなければ死ぬ。撃たなくても死ぬ。


 当たるか当たらないか、撃てるか撃てないか。頭の中で二つの疑問が堂々巡りしていた。


 普通に考えれば、当たらない。撃たなくても、もしかしたらロベルタが助けてくれるかも知れない。


 いつもの様に颯爽と駆け付けてくれて、あっという間に片づけてくれるかもしれない。そう期待している自分が、エリーゼの中に巣食っていた。


 ――いいや、違う! 甘えちゃ駄目!


 エリーゼが小さく首を横に振って、再び狙い直す。


 ロベルタに甘えてはいけない。最後までみっともない「お客様」でいてはいけない。


 そう、大事なのは当てられる当てられないではなく――


っ!」


 その一言と同時に、全霊を込めて引き金を引く。乾いた火薬の音と共に弾丸が吐き出され、後退したスライドが後ろで固定された。


 ホールドオープン、いわゆる弾切れだ。代えの弾倉は貰っていないので、これが事実上最後の弾丸になる。


 万感の想いを込めた弾丸が、亜音速で接近する。発射音でようやく気付いたベルベットが対応しようとするも当然遅い。


 後頭部に命中した弾丸の先頭が流体となって頭部を貫通し、遅れてやってきた爆発によってベルベットの頭部は完全に破壊された。

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Angel -壊れた世界の革命劇- 楪葉奏 @kanade07

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