第19話:11月からの販売計画(201211-12)

ラハールは、鮫島次郎と吉川三郎と佐藤秀夫君に、7月に女性セールスを7人採用したと伝えた。すると3人は、ビックリしたように本当ですか誰ですかと聞いてきた。そこで、ラハールは、多分、君たちも知ってるデパートの外商セールスレディ達だというと、3人は、うそーと思わず言った。いや本当だ、君たちも、彼女たちの顔を多分、知っていると思うと言った。そういう独身の美人さん達なら大歓迎、仕事もやる気になると言った。ラハールが、仕事だけじゃないだろと言うと、3人は、そりゃー

そうですよと言い返した。鮫島が、とにかく、みんなにとって、うれしいことだと思いますよと言った。で、いつから出社してくるんですかと吉川が聞いてきた、7月5日から出社予定だというと待ち遠しいと笑った。ラハールが彼女たちの名前は、後のお楽しみとして7月からの販売計画をたてたいと思うので、


 これから、その会議を始めると言った。ラハールが彼女たちの最初の仕事は、実演販売の時のモデルさんとして、初仕事をしてもらいたいと思っていると言うと、それは良い考えじゃないですかと3人が言い、あらかじめ、彼女たちに似合う服と宝石を選んで、あらかじめ、リサーサルをするんですねと吉川が言い、その通り、その時に、最高のショーガールとして、お客さんにアピールして、買う気にさせるんだよ、さすが、ラハールと鮫島が言った。


 面白い試みです、是非、成功させましょうとと吉川が言った。じゃーこれで決まりとラハールが言った。次に販売目標だが彼女たちの給料20万円で8人、160万円/月、加えて、交通費、交際費を20万円/月、更に彼女たちの必要経費として、交際費と同じ額と考えると、その3倍、480万円/月、5760万円/年と膨大な費用がかかる。その為には、売り上げ目標を高くしなければならない。


 最近の3ヶ月の売上合計は、約4億8千万円、利益が2億5千万円、新しい事務所と従業員宿舎もマンションに変更し、給料もあげたので経費も増えてきた。その為には、早急に、利益を3億円にして年後半には3億5千万円にしていきたいと言った。その為の方策として1つは、現在、実演販売を2班でやっているのを、3班にして

、もっと多くの場所で、実演販売をしていく事。次に、外商さん回りを今の3人から、彼女たち8人をいれて11人にして、全国をくまなくデパートの外商さん相手に商売を広げていく方法しかないと考えていると話した。この意見に、そうですねとしか言えませんと、鮫島が笑って答えた。後は、営業のスキルアップですねと吉川が言った。


 折角そんなに優秀な元外商セールスレディ達なら、若手の男性社員に営業方法や、実際の営業方法などを指導して欲しいと吉川が続けた。ラハールが、そうだよ、そこ何だよ重要なのは、彼女たちの熟練した営業力を、うちの若手が盗んで自分のものにするのが1番大事なんだと力説した。その営業力を若手に伝える手伝いを君たち3人

にお願いしたいと言った。また、実演販売の実績も伸びているが、更に、彼女たちを使って、更にショーアップして、お客さんの購入意欲を刺激して、売上アップにつなげたいんだと言い、具体的には、実演販売係の佐藤秀夫係長に、その企画を考えて

欲しいと伝えた。わかりました、よりよい演出を考えてみますと答えてくれた。

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