第16話:富士子の外商仲間の入社依頼(201505-12)
富士子と会った翌週の木曜日に、彼女から、上客の佐藤さんから宝石代金が1千万円の入金があったとのことで、すぐラハールの会社の口座に入金すると伝えてきた。
そして、今のデパートの外商を辞めて、ラハールの会社に移籍すると佐藤さんに伝えると喜んでくれ、佐藤さんが、君に、サファイヤでもプレゼントするから、良いのを選びなさいと言ってくれたと電話してきた。
ラハールが富士子さんなら真っ赤なサファイヤが絶対似合うと伝えた。そして富士子さんの離職を仲の良い、大阪、神戸の外商仲間に連絡したところ来月面接して欲しいと言われたいうのだ。何人いるのと聞くと希望者は10人いるけど、即戦力として使えるのは7人と答えた。
富士子が、この7人なら絶対に、期待以上の仕事をするわよと言った。そうだな、じゃーその7人と富士子さんと会おうと言い、4月20日の午後、あけておくから、東京駅の新幹線出口で待ち合わせましょうと言った。4月に入り、首都圏の宝石の問屋を回ってみると、ラハールが即金で買ってくれるという評判がたって、売りたがる問屋が増えてきて訪問すると店のおすすめ商品を出してくれるようになり仕事がしやすくなった。今月も、2日間で、良い商品を2億円ほど買い込んだ。その後、3人で外商を回り、首都圏で売値で1億6円万円の宝石を外商さんに預けて、彼らの上客に売ってもらうようにお願いした。
続いて、名古屋でも同じ様な話をして売値で8千万円分の商品を預けてきた。帰り際に富士子が今月29日に面会する予定の女性外商さん7人の名簿と特長を書いたファイルを渡してくれた。移動の新幹線で一通り目を通した。売り上げ実績や、売り方の個性、長所、短所、学歴、未婚である事、得意分野などを網羅した資料だった。
名前は。京都:猪瀬好子、山村文恵、大阪:北野達子、吉村真理子、三宮鈴子、神戸:鈴木あけみ、加藤竹子。そこで、今回は初めて、京都のデパートの外商を回る事にした。Aデパートで猪瀬好子に挨拶し、その他、10人の外商さんと名刺交換し、売買のシステムを説明した。
Bデパートで山村文恵に挨拶し、その他15人の外商さんと名刺交換と挨拶、販売商品を見せて、上客に案内してもらえそうな商品を決めてもらい、その人の担当の上客に販売する予定の商品を2-3週間預けて売れて入金があったらラハールの会社に入金してもらう。売れなければ、翌月の訪問の際にラハールの会社で引き取るという
システムである事を説明した。思ったよりも開放的であり今後も訪問した方が良いと感じ、次回から毎月訪問することを各デパートに伝えた。大阪では、北山達子、吉村真理子、三宮鈴子さんに挨拶し個々のデパートで仲良くしてもらっている外商さんに、上客さんのための売却予定商品を選んでもらい、預けてきた。神戸で、鈴木あけみさん、加藤竹子さんに挨拶して、いつもの外商さんに奨めてもらえる商品を決めてもらい、預けてきた。
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