第14話:10月の販売と長期販売計画立案(201210-12)
翌日、社員全員を集めて今月のスケジュールとデパートでの実演販売を2週目と4週目に行う事を話した。また鮫島次郎と吉川三郎に外商回りは1週目に行うと言った。
ラハールと鮫島次郎と吉川三郎の3人で外商を先月と同じ、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、福岡を7日間で回る事にした。売上がコンスタントに上がっている吉川は、1人でも多くの外商さんに商談を進めていた。鮫島次郎は、大阪と神戸の外商6人とで入り込めそうな上客の外商さんと高額商品の売り込みで一気に販売金額を稼ごうと計画していた。
東京、横浜で、特徴のある宝石を見せて、上客に好まれそうな上物を外商さん16人が、選んで預かってくれた。吉川は、持ち前の口の上手さで多くの外商さんとパイプを作り始めて、22人のセールスに声をかけ、12人に商品を預かってもらい、
販売に結びつけてくれるよう頼んでいた。
鮫島は、自分に会いそうな外商さんを1人でも多くするように声を駆け回っていた。今回、商品を預かってくれた外商さんは8人と増えていった。首都圏を終えて、名古屋で、石島富士子が高額の綺麗で美しい色のダイヤを上客の佐藤さんの息子さんの結婚祝いに買ってもらいますと言い、支払いを以前みたいに1-2ヶ月待って
と言うので了解した。
そして帰り際に、あの件、是非、お願いねと軽くハグして別れた。それ姿を見ていた吉川君がラハールさん、意外にプレイボーイですねと笑っていた。ラハールは、いやいや、ビジネス、ビジネスと打ち消すのに必死だった。次に大阪、神戸で、鮫島君が大阪弁で、俄然はりきりだし6人の外商に高額商品を売ってくれないと、わての顔がたちまへんので、たのんまっせと言いながら、上客が買ってくれそうな高額商品を
外商さんと話しながら、預かってもらっていた。吉報を待ってまっせと外商さんの肩をたたいた。福岡では、吉川君が、女性の外商さん4人に囲まれて、商品の選別を手伝っていた。できるだけ、高価で素敵な宝石を預かって下さいねといい、軽く肩をたたいたり、ハグしたり、アイコンタクトを取ったり、握手したり、営業センスの良さを生かして取り入っていた。
鮫島君は、年輩で頑固で実直そうな外商セールスさん3人に絞って商品を預かってもらっていた。ラハールも多くの外商さんに個性的で高価な宝石を多くの外商さんに預かってもらった。その後、鮫島君が大阪の6人と博多の3人から、売れたとの
電話をもらい、高価な商品で販売額は6800万円であった。
吉川君は、22人から売れたとの電話を受け、9000万円の売りラハールは9300万円の売上、その他の売り上げ700万円で2億千万円。2週目と4週目の実演販売で遂に念願の1.5億円を売り上げた。総合計2.5億円だった。
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