第13話:事務所引越と外商レディの入社(201206-09)
ラハールは、6月から、土日返上で、会社の事務所を探し歩いた。多少古くても、駅から近くて、広めの事務所と考え、現在の10人から15人位はいれる大きな事務所と言う事で、最初にネットで調べ不動産屋さんと土日返上で探し回った。候補として3つ程、上がった。1つは新横浜近くで広さと眺望は1ちばん良い事務所で以前は15人で使っていた様だ。昨年末から空きになっているという。欠点は新横浜の裏口にあり繁華街の行くには一度、駅を抜けなければならい事だけであった。ただラハールの商売は、事務所にお客さんを迎えるケースがないために、問題にはならない。その他、横浜駅近くの繁華街で事務所の規模が25人、欠点はビルが古いのと、駐車場が高い事。もう1つが、桜木町のみなとみらい地区、オシャレなビルの事務所で海が一望できて、眺めが最高、欠点は規模20人と小さいことと賃料が高い点だった。以上の事を考え合わせて、新横浜に決めた。
最終週の休みに、会社の若手12人が1日がかりで、トラックを借りて、古い事務所からの引越をした。社員達は、倍以上の広さに驚いていた。また、新横浜まで歩いて5分足らずで行けるので食事に便利と好評だった。この事務所で、また、がんがん売っていこうぜと、ラハールは若手、社員達に大きな声で言った。頑張りましょうと返答が帰ってきて、安心したラハールだった。
その後、ラハールは、2月の、実演販売のデパートや、外商さん回りのスケジュールを相手さんに電話して、練り上げていった。また今年の3月から、デパートでの実演販売を2週目と4週目、2回行う計画を考えていた。1週目に外商さん回りをして、4週目に売上金の回収と売れ残り商品の引き取りをする事で、効率よい営業活動をめざした。このスケジュールで行くと、実演販売にラハールと鮫島次郎と吉川三郎の3人が加わるので、総勢10人となり場合によっては、2グループに分けて、別の場所で実演販売する事も可能になると考えた。売上が増えていけば、またセールスマンを
増員しても良いと考えた。
そんな時、名古屋の外商セールスの石島富士子から電話がありラハールの会社で雇って欲しいと言った。外商セールスで、固定客ばかりの営業に飽き、新規開拓できるラハールの会社で働きたいというのだ。実は名古屋、大阪、京都、神戸でも同じように考えている外商セールスが何人もいて、ラハールの商売が大きくなれば、彼女たちで女性達だけの販売チームなんて、良いアイディアじゃないかと考えるているとまで言った。ラハールも確かに面白そうなアイディアだと感じた。ついては、近いうちに、一度直接会って、話したいと、ラハールの予定を聞いてきた。6月の最終日だったらあけておくというと、わかったと言い待ち合わせを日比谷の帝国ホテルのロビーにして、会うことにした。
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