第1章 歌姫 貴族に転生しちゃった
ンウー。
「オンギャー」
「おめでとうございます。元気な女の子ですよ。」
「女の子…私は貴方の母親のマリです。貴方の名前はアリアですよ。宜しくお願いします。」
アリア?
って私の名前?
アリアか~。
良い名前。
お母さんも綺麗な人。
でもお父さんは何処かな?
「マーリー!どうだった!」
「ふふふ、落ち着いて下さい貴方。元気な女の子ですよ。名前はアリアです。」
「女の子…アリアか~。可愛いな~。アリアお父さんでちゅよ~。」
この人がお父さんか~。
面白い人だな。
しかもお父さんまでイケメン。
両親どっちも優しそうで良かった。
前の両親とにてたら嫌だったから。
「アウー」
「あ~可愛い~」
「可愛いです~」
もしかしなくてもこの両親親バカ?
「父様、母様、五月蝿いです。アリアが可哀想でしょう?」
誰かな?
「兄のエリックです。これから宜しくお願いしますアリア。」
へえ~私お兄ちゃんいたんだ。
前は一人っ子だから何か新鮮。
「しょうがないじゃないか、エリック。アリアがとっても可愛いから。なあマリ。」
「そうですよ。エリック。」
「まあ気持ちはわかります。アリアはとっても可愛いですからね。」
「だよね~」
「ですよね~。」
あ、お兄ちゃんはシスコンか。
私まだ自分の容姿を見てないけど多分お母さん達程可愛くないと思うな。
そもそも比べちゃ駄目か。
それにしてもお腹すいた。
此処は泣いて伝えるか。
精神年齢16才だからめっちゃ恥ずかしいけどそんなこと言ってたらお腹空いたままだし、我慢しなきゃ。
「う、う、オンギャアー。」
「えっ、ア、アリア?」
「だ、大丈夫ですか?」
「アリアお腹すいたのですか?今ミルクをあげますからね。」
「ゴクゴク。」
味はしないんだね。
「プッハー」
「もういいんですね。」
何かいっぱい飲んだら眠くなっちゃった。
私がうとうとしてると
「アリア眠いのですか?それなら寝てしまいなさい。お休みなさい、アリア。」
その優しい声を聞き、頭を優しく撫でられながら私は眠った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます