夏の流星群

作者 美尾籠ロウ

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★★ Very Good!!

「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」「君の名は。」等々、アニメ監督の新海誠さんの作品をご覧になった方も多いでしょう。

宇宙に存在する星々は、単に見ていて綺麗と言った様な芸術的価値を持つだけで無く、この地球上で都市を形成して日々暮らしている我々人間が、まるでシャーレの中の寒天培地の上でコロニーを発達させる微生物の如きものであり、如何に無力で矮小な存在であるかを再認識させてくれる哲学上の存在でもあります。

この作品「夏の流星群」は、小さな街に住んでいるヒロインの水元佐那(みずもと さな)と、主人公の「ぼく」こと城木(しろき)が、郊外にテントを張り、8月の中盤に見られるペルセウス流星群を中心として夏の天体を観測するお話です。

全体を通した内容としては、悲恋を描く事の多い新海監督の作風とは少し違って、それにまつわる独特の暗さは無く、言うなれば普通に良い話で、読後感は爽やかです。

公開してい無い私の作品でも、星座や十二宮が関わる部分があるので、そんな意味でも個人的にも好みのお話でした(*'▽')