魔法や技の説明

 魔法や魔術は大きく分けて炎、水、土、風、幻影、無属性の6属性が存在する。


   無属性

 無属性は無属性であり属性が無い訳ではなく、どの属性にも属さない魔力属性変化を施したもの。

 無属性に部類されるものは肉体強化等といったものが部類される。

 他にテイマー等の能力も無属性という事になっているが人種は魔術の発展でそんな事忘れてしまっている。


   炎、水、土、風属性

 文字通りであり魔力をそれらの性質を持つ属性に変えたものであり、炎属性は風に強く、風は土に強く、土は水に、水は炎に強いとされている故に矛盾が生じるところから魔力属性は物理法則とは違う法則が働いていると言われている。

 その理由として、氷を出すのは水、雷は風の属性と部類されており、氷属性雷属性という属性は存在しないところ。

 例えば、巨大な火柱を豆粒のような氷の玉を発射したとするなら普通溶けて消えるが、有利属性故に氷の原型を残したまま貫通するという現象が発生したりする。


   幻影属性

 幻覚を含めた相手に誤認させたりする属性。

 幻影属性のみで相手を直接傷付けたりする事はできない。


   属性無し

 文字通り属性が無い。

 無属性は無属性という属性を持っていて、属性無しはただ魔力を振り回したり投げたりするだけである。

 属性無しはただの魔力なので魔力が扱える者ならすり抜けたり吸収したりできてしまう。

 ただし、属性変化させる手間が省ける分より早くより強い攻撃ができる為に不意打ちやゴリ押しに向いている。




 これまでに出た魔法等。


   認識阻害

 認識を阻害させる初歩的な無属性魔法。

 五感からの認識を阻害させる魔法であり、この作品の世界に存在する第六~第十と呼ばれる魔力的五感を認識まで阻害はできない。

 魔力を抑えれば魔力関知でバレたりしないが五感でもバレやすい。

 逆に魔力を多くすれば軽く触れられても気づかなくなるが魔法を使える者には簡単に見付けられてしまう。




   人化魔法

 人種の姿に変化する無属性高位魔法。

 人種である必要は無いが、下手なものに変化すると知能が低下した魔力切れまで戻れなくなる可能性もある危険も持っている。

 部分的な変化も可能であり、身体能力もそのままにできたりととても便利でもある。




   マジックレーザー

 魔力保有量と魔力操作精度による属性無しでのゴリ押し。

 とにかく発射が早く、高威力の魔力のレーザーを魔力がある限り何分だろうが放ち続けられる。

 吸収するにしてもすり抜けるにしても魔力に干渉するには魔力でしか干渉できないので、魔力に絶対的自信がある場合これで相手を根負けさせて一掃する事も可能。

 使い方さえ分かれば誰にだって、どんな種族だろうが使える魔法だが、魔力が少なければ使う意味がない。




   ドラゴンブレス

 元々はドラゴンの体にある魔力袋から吐き出した魔力がドラゴンブレスであり、ドラゴンの生まれによって属性が異なる。

 マジックレーザーは元々ドラゴンブレスを見本に作られた魔法で、マジックレーザーに属性を付与したものは全てドラゴンブレスという。

 マジックレーザーに属性を付与しただけなので当然ドラゴン意外も使えるが、使うために必要な魔力量は尋常ではない程多く普通は使えない高位魔法に部類される。




   ジャガーノート

 無属性の破壊エネルギー。

 バスケットボール程度の不可視の球体を放つ魔法であり、その球体に触れたモノを破壊する最高位魔法。

 ジャガーノートができるのは破壊する事であり、破壊されて結果的に死ぬことはあっても殺す魔法ではない為に死なない事もある。

 少なくともほぼ全ての人種は即死する魔法であり、膨大な魔力量と魔力操作精度の両方を要求される魔法。




   ブラッディーシュヴー

 肉体強化で金属のように固くなった髪の毛を飛ばす属性無し魔法。

 物理と魔法の両方兼ね備えていて属性付与しなくても魔力を吸収される恐れが低い魔法。

 自身の体の一部を生け贄としている分本来込めた魔力量の数倍の魔力を秘める事になる為完全な初見殺し。

 サルタナは何度も見てるので目算し適切な防御をとったが普通は見誤り貫かれるか余計に魔力を使う事を強要させられる。

 更にアルカネットは自ら意識しないと止められない高速自己再生能力があるので実質代償はごく少量の魔力のみ。




   アースコントロール

 文字通り地面を操る魔法だが、込めた魔力量と魔力操作精度の高さで効力が大きく変化する土属性最強にして基礎魔法。

 理論上星そのものを粉々にできるので土属性最強の魔法。

 当然、それだけな魔力があればの話だが。

 汎用性は高いのだが、汎用性の高い使い方は魔力操作精度を要求されるので魔力の高い存在は地割れを起こす意外できないという事も多く、そういった存在はそもそも汎用性等必要無い。




   カタストロフィスラッシュ

 振られた剣の軌道に合わせて光る線が引かれ、そこから幻影属性でコーティングされ視認できるようにした属性無しの光る斬撃魔力を嵐の如く複数放ち続ける最高位魔法剣術。

 幻影属性が属性の中で最も対処しにくい属性なのに目を付け、絶対的な魔力操作精度能力の自信から作られた魔法である。

 ショットガンのようにばら蒔かれ、マシンガンのような連射速度で放ち続けるという一度ハマれば死ぬしかない理不尽極まりないサルタナオリジナル魔法。

 しかもこれ、使ってる分意識が散漫にならとはいえ一応設置型の魔法でもある。


 放たれる一つ一つの威力が振られた剣と同じ切れ味で同じ威力を持ち、魔法の所有者の気分や趣味で光る色が変わる。

 サルタナは基本紫色の光を放ち、とにかく派手でサルタナ自身のお気に入り魔法の1つであるのだが、サルタナの知る限りこの魔法より難しい魔法は存在せず、必要魔力量はその効力に対して極端に少ないが、サルタナ自身も万全な状態でなければ満足に使えない。


 魔力に干渉するには魔力を使うしかない。

 態々視認できるようにしてるのはその為である。

 幻影属性は攻撃力こそ持たないが魔力であり、幻影属性には幻影属性の対処をしなければ反発してしまう。

 つまり属性無しを吸収するなり対処しようと魔力を使い触れると、幻影属性に反発してしまい属性無しの攻撃で負傷する事になる。

 更に一度負傷すれば痛みで正確な思考が取れなくなり嵐のように襲いかかる他の斬撃に飲み込まれてしまう。

 この魔法をどうにかするには軌道が作られた時点で即座に向けられた方向とは反対側避難するか、距離を取り避け続ける等である。


 幻影属性が対処しにくいのは魔法そのものの性質が関係しているから。

 魔法は魔法が発動しているからには一定の距離に魔法が発動している原因が存在している事になる。

 つまり幻影属性を見破れるのであれば幻影属性を対処するんじゃなくて原因を叩いた方がずっと楽だからです。

 幻影属性を好む者の大概は正面から戦うことが苦手な者が多い事もそんな力業でどうにかする事に拍車を掛けている。




   イビルライト

 極細レーザーを放ち爆発させる高位の属性魔法。

 ドラゴンブレスをとにかく圧縮して極細にしたレーザーであり、ドラゴンブレスのように範囲は狭く当たりにくいが殺傷能力が高い。

 殺傷能力は高いがとにかく当たりにくく、放ち続けている間は満足に方向転換させる事ができない。

 なのでこの魔法に求めるのはレーザーが着弾した後に圧縮した魔力が外へ出ようとして時間差で発生する属性を帯びた魔力爆発である。

 込めた魔力量で爆発の威力が変わる魔法。




   霊魂降臨

 死んだ者の魂を召喚し魔法の肉体を与えたり自分の体に宿す幻影属性の中位~最高位魔法。

 土属性魔法と合わせなければまともな魔法の肉体を用意できず、2属性合わせる場合高位~最高位扱いとなる。

 肉体に宿す場合も降りる魂の強さによって難易度が格段に上がる。


 サルタナがアルカネットの構えを見て不味いと思ったのはこの魔法が関係しており、アルカネットは構えだけ取って自分ができない事を一瞬だけ降ろした魂にやらせるつもりだった。

 本来霊魂降臨はそんな瞬時に行える魔法ではないのだが、その魂とどれだけ親しく、信頼関係を気付けていたかで速度も精度も全く異なる。

 ちなみにサルタナはアルカネットが霊魂降臨を使う事を知らず、その構えの後どんな技が来るか知っているだけである。




   プラントグランディールマキシマム

 アルカネットがセシリアの名付けで開花した土属性と幻影属性の複合能力。

 植物をあたかも召喚したように見える程の急成長させたり、植物をある程度操る力がある。

 この世界の生き物の全てに魔力が存在し、植物は保有魔力量は少ないが魔力上限はとても高い為魔力を与え、簡単な生態を付け加える事で手数を増やしたりできる。

 例えばアサガオみたいに葉っぱの多い植物に、「葉に触れた生き物を魔法で燃やす」生態を組み込めば手数か増え行動を制限できたりできる。

 アルカネットが出した食人植物も品種改良という名の魔改造で出来た産物である。




   ドリームワールド

 ロゥタルの夢の世界であり幻影属性の能力。

 ロゥタルが作り出した世界であり他人の夢と干渉する事ができる。

 夢で起きた事を現実に、現実に起きた事を夢の出来事にできたりする。

 ロゥタル自身は常にこの夢の世界で眠っており、現実世界にいる彼女は彼女からして見て寝てる中で動いてる自分であり、夢の中の自分がナイフで刺されても、高い所から落ちても死なないのと同じように現実にいる夢の彼女に普通の物理的攻撃は一切効かない。

 現実世界ではほぼ無敵だが、夢の中でこそ彼女の最大の力を発揮する状態であり、現実の彼女の力がメダカだとするなら夢の中の本体はシャチである。

 圧倒的なまでの機動力と破壊力を持ち、現実世界と違い弱点を見せて死ぬリスクがでるが、こっちもほぼ無敵である。

 これをどうにかする方法は、セシリアのように折れないとかでじゃ済まない、歪みきり最早手の付けようが無い状態になっても尚目的を完遂しようとする絶対の意志で精神的に負けない事。

 夢の中での最も大きく出る力は精神力だから。


 ちなみき、サキュバスであるロゥタルの参考になったのはロマンシング・サガ3に登場する夢魔というイベントボスです。

 アイツの風格や設定、絶対下級悪魔じゃないだろ……

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