第8話 下界へ・・・
体の中に入った何か・・・
それが何のか、3神に聞こうとした時だ。
【では、そろそろ時間がきました・・・これ以上神界に留まっていては、ジーリアスの魂がもちません。ですので・・・】
そこでサーシャは言葉を詰まらせ、俯いてしまった。
よく見ると、オリヴィアもエマも俯き、少し震えていた。
【ジーリアス・・・いえ、お父様。もう一度だけ抱きしめて頂けませんか?】
微かに聞こえる声で、サーシャが言った。
【あたしも・・・父様。】
【わた。。。しも。。。とうさま。。。】
オリヴィアとエマも、震える声で・・・
「いいよ。おいで。」
先程の体に入ったものが何のか・・・そんな疑問も忘れ俺は、3神を強く抱きしめるのだった。
【申し訳ありませんでした。数百年ぶりにお父様と再会出来たのに、また離れると思うと・・・】
【父様・・・ごめんなさい。】
【ごめん。。。なさい。。。】
口々に謝罪の言葉を述べる3神に
「いいんだよ。記憶は無くなってしまったけど、皆に会えてどこか嬉しい気持ちになる。やっぱり魂には、皆が可愛い愛娘だと、記憶しているんだ。」
【お父様・・・】
【父様・・・】
【とうさま。。。】
「さ!いつまでも、こうやって一緒に居たいけど・・・
それじゃあ、せっかく貰った第3の人生が消えちゃうよ。」
【そうですね。これではお父様と、これからいっぱいお話し出来る機会を
無くしてしまいますね】
「そういう事だ!」
少し晴々とした顔に戻った3神。
【最後に、おとうs・・・ジーリアス。あなたには今から、下界に行ってもらいます。そこで少しでもあなたの旅を、楽しんでもらえるように、補助役を付けさせてもらいます。何か困った事があれば、必ずあなたの役に立つでしょう。何故ならあなたに付くのは、下級とは言え神なのですから。】
「は?・・・え?・・・ちょっ・・・」
【それでは、あなたの旅が、楽しめますように・・・
心からあなたを敬愛しております。お父様・・・いってらっしゃい!】
【父様・・・大好きだよ!バイバイ!】
【好き。。。とうさま。。。がんばって。。。】
『俺も愛しているさ・・・だけどね。最後にとっておきの爆弾ぶち込んで
サヨナラは無いんじゃないかなぁ!!!説明くらいしてくれよぉぉぉぉぉぉ』
と心の中で叫びながら、ジーリアスは目の前が真っ白になり、やがて意識を失ったのである。
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どうも!作者のJUNです。
いやーこれにて〔第0章 天界編〕終了となりました。
ここまで一気に書き上げたので、誤字・脱字がもしかしたら、あるかも・・・
今までずっと読者側だったのですが、段々と読みたくなる小説がなくなってきてしまい、それだったらって事で、読者から筆者に変身致しましたぁぁぁ!
パチパチパチパチー!ww
・・・・・・何1人で盛り上がってんだよ!!!
ってことで〔第1章 下界編(仮称)〕引き続き、頑張ってまいりますので
<最高神様の王道記>を宜しくお願いします。
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