第2話 俺が最高神・・・
【ふふっ。おふざけもここまでにしてっと。まずは自己紹介から致しますね。私達3神は、ここアナズワルドの管理をしています3女神です。そして私は3女神が1神、生命を司るサーシャと申します。】
金髪金眼の少女が自分の名前を告げつつ、綺麗なお辞儀した。
【あたしは、3女神が1神、魔法を司るオリヴィアだ。】
黒髪緋眼の少女が、笑顔で手を挙げながら名乗った。
【わたしは。。。3女神が1神。。。創造を。。。司る。。。エマ。。。】
最後に青髪蒼眼の少女が、あまり表情を変えずに名乗った。
異世界とか3女神とか・・・
あまり理解は出来ていなかったが、何故か落ち着いていた自分に驚いた。
それども今の状況が分からい為、3女神様に聞いてみた。。
「俺は狐月 海斗です。今の状況を教えてくれませんか?」
サーシャと名乗った少女が、一歩前に出てきた。
【私が代表してご説明致しますね。】
「お願いします。」
【お気付きかもしれませんが、海斗様は・・・お亡くなりになりました。】
『やっぱりか・・・』
意識してなかったとはいえ、現実を突き付けらると来るものがあった。
【はい・・・そして、私達3女神が海斗様の魂を拾い上げ、こちらの世界に来て頂きました。】
「それは何故ですか?」
疑問に思い、尋ねると・・・
【海斗様がいた地球のある世界で海斗様が誕生する以前、海斗様の魂はこちらの世界・・・アナズワルドにあったのです。それも・・・神として・・・】
『は?・・・前はこの世界いた?・・・それも神として?』
【はい。海斗様はこの世界の・・・・・・・・・・・・・】
意味が分からない俺は、思考が半ば停止しながら話を聞いた。
聞き終わった俺は、少し質問も交えつつ話を整理した。
・地球のある世界いた以前は、この世界アナズワルドの最高神をしていた。
・この世界を造り、サーシャ達3女神を造り、アナズワルドを育てていた。
・しかし何を思ったのか、《飽きた。遊びに行ってくる。》と言い出し
サーシャ達の制止も無視して、自分の記憶を消して姿を消した。
・数百年探し続けた3女神様が、やっとの思いで見つけたのは異世界で人の子
として転生した最高神であった。(異世界で魂が馴染むのに時間がかかった)
・サーシャ達では、一度別世界に転生してしまった最高神をどうにか出来る
力がない為、魂の状態に戻るまで見守る事にした。
・そして海斗としての生が終わったのを見図って、拾い上げた。
「と言う事で良いんですか?」
と俺は聞くと
サーシャは俯きながら答えた。
【はい。その通りです。】
「何やっとんじゃ俺はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
自分自身のアホさ加減に怒り半分呆れ半分に、つい叫んだ海斗。
「ほんっっっとに、申し訳御座いませんでしたぁぁぁぁぁ!」
時間の感覚はあまりないが、本日2回目の綺麗な土下座を披露した海斗であった。
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