最高神様の王道記
@jun0919
第0章 神界編
第1話 目覚め・・・
【お気付きになられましたか?】
【起きたの?】
【やっと・・・だね・・】
『???』
俺は見渡す限り白一色の空間で目を覚ました。
俺の名前は
今年高校2年になる、見た目もごく普通の中肉中背で平々凡々な16歳だ。
昨夜、友達から借りたラノベを深夜まで読んでいたのがいけなかったのか
久しくしていなっかた朝寝坊・・・
学校でまで20分くらいの道のりを、10分で行かなければならいという
神の試練を受けつつ学校まで駆けた。
「あと1分だぞー!走れー!」
門の前には生活指導の教師が立っており、遅刻しそうな生徒に声をかけていた。
目の前の道路を横断したら校門だ。
何とか間に合ったと安堵しつつ、信号が青なのを確認しながら俺は横断歩道を
走りながら渡り始めた。
ふと斜め前を走る、1人の女子生徒を見つけた。
彼女は
少し茶色がかった黒のボブカットで、笑った時に八重歯が見え隠れする かわいい女の子である。
俺の幼馴染でクラスメートでもあり・・・恋い焦がれる人だった。
彼女も遅刻しそうだったのか、一心不乱に走っていた為・・・スカートがチラチラ・・・ピンク地に黒と赤のチェック柄が見えた。
所謂、パンチラだ。
俺も健全な男子高校生なのだ。
大好きな子という事も相まって、走る足も止め数秒凝視してしまった。
その時・・・
プァーーーン!!!「こづきーーーーー」
けたたましいクラクションの音共に、生活指導の教師が叫ぶ声が聞こえた。
「え・・・?」
ふと我に返り、クラクションが聞こえた方を見ると数メートル先の所に
大型トラックがこちらに向かって、突進してくるのが目に入った。
そこからは一瞬だった。。。
思考が止まり、何も出来ず・・・
ドンッ!「キャー!!」
体が宙を舞う、ふわっとした感じを受けながら、今まで感じた事のない痛みが走った。
悲鳴が聞こえ、血の気が引けたような、真っ青な顔の瑠璃を見たのを最後に俺は意識を手放した・・・・・
そして冒頭に戻る。
長時間寝ていたかのような、強い倦怠感を感じつつ、少し起き上がりながら呟いた。
「ここは・・・?」
【ここはアナズワルド。海斗様がいた世界とは異なる、別の世界です。
そして今いるこの空間は、人間達の言葉で神界と言われる場所です。】
『海斗様?海斗って誰だ・・・俺か・・・』
そう話しかけてきたのは、さらっとしたロングの金髪にコバルトブルーのような蒼眼の少女。
160㎝くらいの背丈で、肌理が細かい透き通った色白の肌に程よく膨らみ持った
お椀型の胸・・・所謂西洋の美少女だ。
14歳か15歳くらいだろうか。
『俺がいた世界とは別の世界・・・異世界・・・か』
ふとそんな事を考えていると・・・
【そうだよ・・海斗様からしたら【異世界】という事になるね。】
また別の声が聞こえ、そちらに目をやると
真っ黒・・・だが艶のある見惚れる黒。
セミロングの黒髪を上目にサイドポニーテールにした緋眼の少女。
こちらも背丈は先程の少女と同じくらいで、健康的に日焼けしたような色合いの肌。
勿論美少女に変わりはないのだが
残念ながらこちらはお椀型ではなく平皿型だった。
ビクッ!
凄い形相で睨む黒髪の少女。
『俺の考えている事が分かるのか?』
【うん。。。わたしたちは。。。女神だから。。。】
最後に聞こえた声に、また目を向けた。
薄い青色で少しウェーブがかかったショートヘアーで、 エメラルドのような綺麗な碧色の瞳の少女。
背丈は140㎝と小柄で色白な美少女だ。この子だけは小学生にも見える。
ただアンバランスで、Eはあるだろう巨乳だった。
『美・巨に対し微・・・辛いだろう・・・』
アホな事を考えていると
【海斗様・・・喧嘩売ってんの?】
黒髪の少女が、身震いする程のオーラを纏いながら凄んできた。
「いえいえ!滅相もありません!」
これでもか!思うぐらい綺麗な土下座を披露した海斗であった。
『あれはヤバいよ!本気で死ぬかと思った!』
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