●聖騎士団

　かつて、聖王が指揮した騎士団の敬称である。

　ゼルダン連邦国において、聖騎士団の存在は絶対的な正義の象徴（シンボル）だ。そんな彼らに追われているということは、すなわち悪という結論がくだされる……真偽はともかくとして。

　彼らの権力の源泉は、統治者である四賢者の直轄部隊であるということに尽きる。領内での家臣たちの監視、民衆への反乱（クーデター）の未然防止など主に内政の監視機構的な役割をしている。

　聖騎士団は捜査権、尋問権、処罰権の三権を有しており、捜査で捕まった者はその証拠の有無に問わず必ずなんらかの処分がくだる。尋問とは判決を下すものではなく、量刑を決めるためのものである。判決に関してはすでに捕縛された時に確定していると言ってもよい。公開している情報では、有罪率９９．９％と言われているが誰も無罪となった者を見たことがないと言うのが世間的に言われていることである。

　団員は全員が銀色（シルバー）の全身鎧（プレートアーマー）を着込んでいる。全ての団員が高レベルの魔法と剣技を有していて、特に騎士団長であるザビーネ＝ドルヴァンと副騎士団長のマクシス＝クルージは大陸有数の魔法使いであり、剣士でもある。

●団長ザビーネ＝ドルヴァン

　『閃光の騎士』と謳われるほどの強者。魔剣『ローグレル』で敵を両断した時、斬られたこと自体に気づかぬほどの鋭く早い剣技を持つ。また、属性魔法を巧みに操り、魔法使いとして至高とされる四属性魔法までを放つことができる。

●マクシス＝クルージ

●キリング＝ダイル

　『灼熱の騎士』と名高い騎士。