ドワーフ
鉱山の中に集落を持つ低身長寸胴の亜人族をドワーフと呼ぶ。その数は人間の1パーセントにも満たない少数亜人族である。彼らが採掘する鉱石は、実に大陸の9割以上を誇るがその事実を知る者は少ない。
彼らドワーフにとって、休憩と宴会は同義だ。現場を統括するはずの彼らの側には常に酒瓶が置かれており、常時二日酔いと酔っ払い状態を繰り返す。
尋常じゃないほど熱がこもった坑内の中、吹き出る汗を汚れた袖で拭っている。使い古された青色のキャップは落ちてくる廃塵で黒くなり、目を全体に覆うゴーグルとマスクでようやく死を防いでいるような劣悪な環境。しかし、それがドワーフの日常作業である。
ドワーフがこのような環境を好むにはいくつか仮説があるが、有力なのは初代ドワーフ王の出自にあると言われている。
最初のドワーフである、初代ドワーフ王ドルイドは元々石が月の光を長年浴び、 化身となったと伝えられている。だから無意識にドワーフは光と薄暗い地下、一見すると相反する物を好むのではないかといわれている。
●疑問点
もともと、ドワーフには強い耐熱性があり地下のような気候でも平穏に過ごせる亜人だとされていた。とすれば、初代ドワーフ王が石の化身であるという逸話も信じられている。しかし、地上の気温を好むとするならば、現在ドワーフたちが地下に住んでいることは大きな矛盾が生じることになる。
●ダルドル
無精髭の老ドワーフ。サルボダス抗道を仕切る坑夫長。使い古された青色のキャップと目を全体に覆うゴーグルをかぶっている。
●ゲデナ
ダルドルの部下で小柄なドワーフ。
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