伝承



 ●聖文律

 かつて運命の子が産まれた

 彼は魔王を名乗り

 暴虐極まる五覇将を支配し

 大陸に破壊と混沌を持たらした


 かつて運命の子が産まれた

 彼は聖王と謳われ

 神が選びし四賢者と共に

 人々を清浄なる道へと導いた

《解説》

 聖都ヴィーダエクサレスの中心に設置された石碑に、古代ルーン文字で刻まれた『聖文律』と呼ばれる一節である。かつて、盟友ドワーフ王が大陸を統一した時に寄贈されたと『聖王記』には書かれている。

 聖文律は『始まりの地』と呼ばれるこの都の象徴シンボルである。日々、数千人もの巡礼者がこの地を訪れ、聖王に祈りを捧げる。


 


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