第3星

今日が、その日だ。

そう、君と初めて会う日。


初めて君を一目見た時の感想、それは…、

「小さい…。」

これだった。

話で聞いていたものの、実際に会うと、聞いていた以上に小さくて可愛らしかった。

でも、君の勇気はすっごく大きくて、

通話をしていた時よりも、社交的で、君を連れてきた友達よりもお話ができた。


この日は、雨が降っていて、小さな折り畳み傘を持った小さな君がどこか哀しげで、私の傘で君に降りかかる雨を払った。

その日の帰りにそっと来た、一通のLINE。

「傘ありがとう」



私の想いは広がり続ける、宇宙のように。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る