プロローグ・裏 侵略するは我らにあり
地球は狙われている!
宇宙に漂う数多の星々から、恐るべき侵略の魔の手が延びようとしているのだ。
暗黒の宇宙から、太陽系第三惑星地球を見つめる、いくつもの眼差しがあった。
「欲しいねっ」
ひとつが言った。
「欲しい!」
別のひとつも言った。
「もらいますか?」
また、別のひとつが言う。
「もらいましょう!」
初めのひとつが言った。
「――言い方が違うね」
別のひとつが言った。
「違う?」
他のふたつが声をそろえて言う。
「いただくのさっ」
別のひとつが偉そうに言った。
「いただくのか?」
「いただくのだ!」
「いいね!」
「いい!」
楽し気な笑い声が満ちる。
彼らの意見はまとまった。
暗黒の宇宙の彼方から、何かが地球目指して動き出した。
勿論、地球がその事を知る術は無い。
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