第172話 御きつね様? (24)
でもねこのままだと。俺が間違えて召喚をしてしまった玉藻前ちゃんが本当に死んで消えてなくなるし……下手をすると家のカミさんも大怪我をするかも知れないから?
と、思い慌てて家のカミさんに声を掛けたのだけど。
う~ん、どうしたら俺は良いのだろうか?
〈ドガァ、アアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!〉
「きゃ、ああああああっ!」
えっ?
なっ、なに?
刹那──
家のカミさんの叫び声と爆発をが聞こえてきたよ。
どうやら家のカミさんは玉藻前ちゃんの魔法弾を食らってしまい!
思いっきり後ろに弾き飛ばされたみたいだ!
だから俺は慌てて──「トォ、オオオオオオオオオオオオッ!」と、声を大にして叫んで!
家のカミさんをダイビングキャッチ!
だよ、大怪我をされたらいけないし。俺の宝物に傷が入ったらいけないからね。
慌てて抱きかかえたよ。もう本当に心配を掛けるなと思った。
その後は「ふぅ……」と、溜息が漏れてしまったよ。
「あっ、あなた……ありがとうございます……」
家のカミさんが述べてきたから。
「怪我をすると危ないから、もうやめろよ」
と、俺は述べた──家のカミさんに。
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