第171話 御きつね様? (23)

 刹那──


〈ドォ、ゴォ、オオオオオオオオオン! ドガァ、アアアアアアアアアン!〉


「うぐっ、きっ、貴様……女神フレイヤ……絶対に許さぬぞ!」


「別にあなた等に許してもらおうとも、こちらは思っていませんからね……そら食らいなさい! 玉藻前!」


 と、家のカミさん述べるとね。又両手が輝き出したよ。


 その後は先程と同じで──刹那!!


 魔法弾が家のカミさんの両手から発射されて──その後は大地を揺らすような衝撃音が辺りに鳴り響く……


 と、いう事だから、現状的には玉藻前ちゃんが不利なのかな?


 う~ん……と、いうか!?


 このままだと玉藻前ちゃんが大怪我をしてしまう?


 じゃ、ないか……


 死んでしまうかも知れないね?


 と、なると……そろそろ、家のカミさんを止めないと玉藻前ちゃんが大変な事になる。


 だから俺は家のカミさんに。


「おおおおおおおおおっ、いいいいいいいいいっ、フレイヤあ、ああああああああああああっ!」


 と、声を大にして叫んで呼んだ!


 するとね家のカミさんは俺の方を振り返りながら。


「ん? 何ですかあなたぁ、あああああああああっ! 今忙しいのにぃ、いいいいいいいいいっ!」


 と、述べてきたんだよ。

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