第105話 何かしら付いてきました? (37)
と、ついついと、
と、思うと心底震えが出てきたよ。
う~ん、でもまあ、女神様だから、年をとらないみたいだし。今下の部屋で自分本意に述べてる通り。どちらかと述べたら、小娘よりも我儘でガキかも知れないね?
と、まあ、又話しが飛んでしまったけれど。中々ね、神様の目を見てウソを付くのは本当に辛いとおもうよ。
実際俺自身もいつもカミさんにばれているからね。
でもさ、町長には頑張って欲しいよ……。でないと、俺は本当に
「……えっ? いや、はぁ……。じ、実は魔王様……二階にいると思います?」
ゲッ!
言いやがった町長──あっさりと
と、なると、天罰が降りてくるよ。
さてさてどうしたものか?
と、俺は思案を始める。あああ……ッ。
「(どうする、魔王様? 町長がフレイヤ様にばらしたよ?)」
「(うん、だね、どうしよう?)」
「(二階に上がってくるかな、フレイヤ様?)」
「(う~ん、多分上がってくると思う?)」
「(……ん? じゃ、魔王様。二階から飛んで逃げる?)」
「(いや、多分、魔力を使用した瞬間に俺がここにいたと、ばれてしまうと思う?)」
確かね、
と、俺が尋ねたら。どの世界も神々は共通だから。魔力を使用した時点で居場所がばれてしまうのだと。
だからさ、俺が、浮遊魔法を使用した時点でフレイヤには、直ぐに居場所をばれてしまうという訳だから。返って使用し無い方が、カミさんには、ばれにくいという事なんだよ。
と、いう事だからお蝶さんには無理だと述べた。
「(じゃ、どうする? 手の打ちようがないじゃん、魔王様?)」
「(う~ん、だね、テンパっちゃんたね。さてどうしよう?)」
「(う~ん、じゃ、今から下の部屋に降りて、二人でフレイヤ様に謝罪をしようか?)」
「(いや、それは、悪いから良いよ。誤りに降りるなら、俺が一人で行ってくるから……)」
まあ、こんな感じで俺一人が、
「(えっ? それだとイヤ!)」
お蝶さんに、俺にイヤだと述べてきた。
だから「(ん? なんで?)」と、直ぐに俺は言葉を返したのだけど。
「(それだと魔王様、上手くフレイヤ様を言い包めて──私を捨てて逃げてしまうから……)」
泣きそうな顔してさ、お蝶さん、こう俺に述べてきたよ。でもさ、俺は実際そんな気は毛頭ないから「(えっ? 俺が?)」と、答えた。
「(うん、そうだよ。男の人は奥さんの方が皆大事だから、私みたいな女は直ぐに捨てて何処かに行ってしまの……)」
悲しそうな顔をしながら彼女は、俺に嘆願の目を向けてくるよ。
だから俺達二人は、この後も会話を続けたよ、下の部屋に居る
「(えっ? 俺はそんな事しないよ)」
「(いや、絶対にする……男の人は皆そうだから……)」
「(いやいや、俺はそんな事をしないって。本当に信じてよ)」
「(なら、いいじゃん、魔王様。一緒に連れて降りてよ。私もフレイヤ様と今後の事についての話しもしたいから)」
二人でさ、するしないの話しを続けていたら。いきなりさ、お蝶さん、家のカミさんと今後に付いての話しがしたいと述べだしたよ。
だから俺はビックリして、「(えっ? 話って……?)」と答え返したよ。
「(えぇ、ええええええええええええっ! 酷い、魔王様! やっぱり私を捨てる気なんだ! 今迄の私に対しての愛の言葉は、みな嘘偽りだったのね? ……うぁ、あああああああああああああああっ! 赤ちゃんが出来るかも知れないのに、魔王様が私を捨てる……)」
と、下にフレイヤがいるのに大きな声をだした。
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