【公募作】『今度の舞台は千葉県だ！（仮題』

応募規定に従い、作品部分は削除いたします。

　作品部分だけ抜いて、ここはこれで完結扱いにして終わっておきます。いずれ横溝賞に落ちたら再び、ここか、あるいはキンドルかで全編公開か自主制作販売というカタチにしたいと思っています。期待してくださった方、申し訳ありません。どちらになるにせよ、必ず報告は致しますのでまたお目に付いた時には思い出して頂ければ幸いです。（削除というか下書きに戻します、発表日時記録保護です）

　さて。

　色々と考えていたのです。賞選考の形態って、どうせWebでも出来るなら色んなカタチがあっていいんじゃないか、と。従来のランキング形式の欠点はだいぶはっきりしてきたじゃないですか、単一のブームに席巻されやすい、というのがひとつ。他のジャンルとなると出来不出来は関係なくオール埋もれ去るのは大きな欠点です。他の読者が去ってしまうのでね。とにかくそのブームからちょっとズレただけでもう除外扱いなので、そもそも賞選考に向くのかコレ？という状態。だから市場に出して金払えとなると爆死連発。そして、評判に左右されてしまい自分で判断せずに票を入れる人が多数という欠点も。これはどこぞの研究成果で学会とかでも発表された人間の生態だから仕方ないけど。

　それで、公募の賞の難点というのはとにかく、ブラックボックスな点ですよ。どういう評価で落ちたのか、現物はまず公表されないのでその批評がどうして挙がってきたかすら解からない。立派にブラックボックス。なんだか公平性が疑われるわけです。出来レースとかも囁かれることがありますね。

　で、思ったんですけども、最初から規約で「全作品Webで公開処刑」を謳った上で、応募作品はすべて一斉にWebサイト上で公開してしまうというのはどうでしょう。そこに一次落ちとか二次落ちとかも書かれていて、ちょろっと選者の評もついてて、受賞作の出版予定作品たちだけは公開されない、ての。

　そうすれば、受賞作読みたい動機も強化できるし、受賞に至らなかった作品群ってのでどのくらいのレベルが必要か一目瞭然だし、なにより常連さんには受賞しなくても固定ファンが付く可能性が出てくると思うのですよ。

　で、これをして何をするかと言えば、読者賞の選考。

　すでに下読みさんとか選考委員の先生方の講評が付けられた状態での、読者投票だから、折込済みでかなり選考に沿った評価が出てくると思うのですよ。応募作者にしたらまさしく公開処刑だけど。でも、何が気に入られるかは解かんないから、先生方には不評でも一般読者にファンが出てくるかもしれない。明白に自分の立ち位置が解かれば、そこからどんどん飛躍して成長する作者だって居ると思うのです。厳しい環境だからこそ、て。

　厭なら他の公募へ出せばいいわけだし、完全にクリアな環境での賞選考、あってもいいんじゃないかなと思って。下読みさんや選考委員の先生方もその審美眼が覆うものなく晒されてしまう形式だけどね。

　肝は「一斉公開」ですよ、クラスタが効かないはずなのよ。読者投票の数値も表に出さないで、せいぜい1位から5位とかしか発表しないの。投票はサイトに登録した会員制にして、会員ページを見れば、何作品をどこまで読んだ上での投票かが記録されてしまうようなシステムにしておくわけです。副垢防止ね。

　別に宣伝とかが悪いわけじゃなくて、買わないくせに評価だけする無効票をどうにかしたいというだけですもんね。そのハードルを上げるために、投票（応募作品を読む）のためには幾らか金払ってもらってもいいと、私は思いますね。

　その課金をプールしてって、読者賞の賞金に充てるってのも面白いかも知れない。いずれ、常連さんには固定ファンが付いていくだろうし、その方々がデビューを後押ししてくれるという形態も生まれてくると思う。投票権一回300円なら私は参加するかな。全作品+講評が読めるなら、もっと高くてもいいと個人的には思うわ。

　不正防止のために、読者賞はボーダーラインを設けて、出版の最低ラインに合わせた得点数を設定したらいいとも思う。3000部で採算取れるなら3000ポイント取らないと読者賞は該当作なし、にするとか。

　どうでしょうか、この案は。（まだまだ現実的には穴がいっぱいあると思うけど）

　とらたぬだけど、課金が思うより集まったら賞金分を引いて読者還元プレゼント企画でパーリィターイム！したらいいと思うの。うん。