第15話 そうなんですね!
便利だと思う日本語をタイトルにしてみた。
大人になると、したくもない会話が増えたり、返事に困るようなことを言われたりする機会が割とある。だがそこで何と返答していいかわからず、無言になってしまうなんてことは大人としてあるまじき行為。なんとかできるだけスマートに当たり障りなくその場を切り抜けなければならない。
そんなときに頼りになるのが『そうなんですね』という言葉だ。
賛成するでもなく批判するわけでもない、絶妙な切り返し。
シーン別に見てみてると、いかに汎用性の高い言葉であるかがさらにわかる。
・母が急病で入院してしまったの・・・→そうなんですね・・・(しんみり)
・昨日行った風俗の女の子最高に可愛かったwww→そうなんですね(棒読み)
・私あの子のこと前から嫌いだったんだよね→そうなんですね!(驚き)
・あの子より、君の方がタイプなんだよね///→そ・・そうなんですね///(照れ)
・こちらは今日入荷したばかりの新作のニットなんですよ→そうなんですね~(発見)
などなど、いろいろな会話のパターンで考えてみるとかなり使える言葉であるということをお分かりいただけただろう。ただ、便利だという理由で頻繁に使い過ぎると、不愛想・無関心・薄情などの印象を与えてしまうところが残念でならない。
しかし忙しい社会人が気を使ってずっと興味のない会話なんてしていられるわけがない。自分の時間を相手に奪われないためにも、優しい武器(言葉)でふんわり会話を断ち切る勇気も必要なのだ。
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