第2話闇の力(つづき)

早速、旅の準備をする事になったサリアス

とエトカだがまだ状況を把握しておらず、

とりあえず係のものと旅の準備をしながら

二人で話をしていた。『いくらなんでも

急過ぎない?』とエトカが切り出す。

『まあそう言えばそうだけど、でも楽しそう

かな。』とサリアスが言うと

『あなたはいつもそうだけど、まあどう

なのかな?』とエトカが少し納得行かない

様子で話した。

そんな時、王の間では、ファランドと

ロウレンが話をしていた。

『やはり闇の皇帝が復活したと言う事

ですか?』ロウレンが切り出す。すると

ファランドは少し間を置き話を始める。

『なんとも言えんが恐らくそうだろうな。』

と言うとロウレンを見ながら『にしても

あの二人は大丈夫なのか?』と言い、

『大丈夫とは?』とロウレンは返した。

『そうか。』と言うとファランドは、

『にしても二人だけで行かせるつもりか?』

と続けた。

『それは安心して下さい、二人と同じで

まだ若いですが、精鋭を用意しました。』

と言い、ファランドは『解ったなら良い。』

と返した。

するとロウレンは、なにか思いだした様子で

『そういえば光の神からの交信はあったの

ですか?』と王に尋ねた。

『まだ何も無いがそのうちかどうかも

わからんが正しく神のみぞ知る、か。』と

笑いながら答えた。

ロウレンも笑みを浮かべ『ではとりあえず

ここで失礼します。』と言い、

ファランドは『そうか後は任せた。』と言い

『分かりましたお任せ下さい。ではエレラ、

カリル、二人の下へ行くとするか。』と言うと『では父上我々はこれで失礼します。』と

言い『ではな、二人にも宜しくと伝えて

おいてくれ。』と言い、ロウレンはその場を後にした。

『こんなもので良いかな。』とサリアスが

言うと、『とりあえず必要なものだけ持って

行けば良いんとは思うけど。』とエトカが

言うと、係の人は旅の案内人でもある

シバンという男だが、『まずは必要なものだけで後は都度買える物はその時に、

後はその時にという事で。』話すと

『はい分かりました。』と言って『じゃあ

そろそろ行きますか。』と言うと

『準備は捗ってるかな。』と言う声が

聞こえてきた。『はい、準備は出来ています。それで後はどうすれば良いですか?』と

ロウレンとサリアス、エトカのやりとりが

あった

ちなみに彼らの関係は王子と家臣という関係

だけじゃなく、親衛隊に属している二人に

とっては上司と部下の関係であり、

それ以上にロウレンの事を慕っている。

だから今回も期待に応え様としているのかも

しれないが、『余り気負はないように

しっかりと準備をする事、解ったかな。』と

ロウレンに見透かされた様な感じだが

サリアスが『はい大丈夫です、期待に応え

られる様にとは言うものの何の用事なの

でしょうか?』と言うと、エトカも

『はい確かによく解りませんが何かだいじ

な用事なのでしょうか?』と言うと

ロウレンは『まあなんと言えば良いのか

というところではあるが、人生修行のよう

なものかな。』と言うと二人は、

『はいそうですか。』とは言うものの

余り納得していない様子だが『ではしっかり

励んできます。』と二人は言うと

『そうか後はエレラとカリルに任せること

にして私はこれで失礼することにするか。』

『解りました、では又会いましょう。』と

言うとロウレンは出ていった。

『じゃあとりあえず城をでましょうかと

言うとサリアスとエトカは『はい。』と

言うものの余り納得していない様子で。

つづく

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