ある夜、彼は願った。満月の夜、月に連れられ、その世界に誘われた。望月の夜、幻想の先。その夜から始まった物語は、どこへ続くのか。どうか自分の手で、そのページを捲って欲しい。
彼は一体何者なのか。彼の気持ちはどちらなのか。本当のものは自分でもわからない時が多々ある。でも、いずれわかるときがきっと来る。
一見すると蛇の子のよう?いえいえ、でもどこか違っているみたいです。何か訳ありそうな様子、そんな彼がパークでどのように動き、どのように生きていき、どのように巡り合うのでしょうか。心象描写の真骨頂、悩める貴方も共感しつつ一緒に辿っていけるはずです。先に何があるか、読んで行きましょう、さぁ…。
原作の雰囲気を大事にしつつ、オリジナルの主人公が主人公らしく活躍しているのが素晴らしい!ギャグ、バトル、考察――読者が楽しめる様々な要素がつまった作品です。特に、アミメキリンの推理に関してはニヤニヤが止まらない程 良かったので是非多くの方に読んで貰いたいですね。