第5話本当ですか・・・

私のせい、いや私のせいじゃない、私は悪くない

あれは事故よ、私一人が言い出した訳じゃない

・・・皆んな賛成って手を上げてたのに、あれは

嘘なのかよ、人数からしても、その他大勢の雰囲気では通らない関心の場、席と感じたんだけど。

ボツなのか、ボツにはさせない。

この世界に作品は一つじゃない。

内容や展開、主人公の名前が同じだからって、あの時点では、こんな事になるなんて予想も出来ないよ。

盗作だと

ネット検索して確認しない私が駄目な甘い自己認識

不足と思われても仕方がない。

主人公の幼馴染が、そもそもの実状で日頃からの積み重ねから生まれた妬みや嫉妬から起こした事件と言う設定は、ありきたりすがたか

年齢差を感じさせる人々の巡り合わせからの関心ごとのすれ違いとか

まあいいわ、書き直せばいいだけだから

こんな事、日常茶飯事じゃない

印刷された原稿に何度も何度も頭を擦り付けて

真似夜は考え込んでいた。

チョコポッキーを三本口にしてベッドに倒れこむ

御菓子が好きなせいもある、部屋の片隅には通販で買った運動器具が無造作に置かれていはするが、スポーツが、趣味と言う訳じゃない。

少しふっくらとした体型の目についたらやって見るかと気合いの間は運動する感じである。

今は前髪が五センチから十センチと伸びてひっ筆に邪魔になっていた。

最近になって、視力低下を感じで眼鏡をかけ始めた。

二十にして眼鏡とは、いずれ、コンタクトに変えようと決めていた。

小説家を目指した訳ではなく、小説を書く環境に自ら飛び込んだ、読むのも好き、好きな作家を応援するのが楽しくて好きなだけだった。

書いたら楽しいんじゃないかと書き続けて来たと言う感じである。

真似夜は、ベッドで、クッションを引き寄せて持たれながらタブレットに文章を書き込んでいく

部屋着姿のラフな真っ白い胸にメーカーロゴがある

上下トレーナーを着ていた。

夢中で二時間書き続けた。

良く出来た、頑張りすぎか、スロースタで、いつもは二十分も、集中出来ない、十五分刻みが合っている。

書いたらすぐ読み直しの原稿一枚ペースが安定した書き方だった。

それが、二時間ぶっ続けは、読み直すのも、いつものペースでない為、誤字、脱字、接続語、代名詞、段落とミスが有り有りで直しも楽じゃない。

新規フォルダ保存して、別に書き出した。

ふうー、二十分か、休憩しよう。

流石の疲労ダウン、そのまま寝てしまった。

「すいませーん、すいませーん、真似夜さーん」

「はーい、何ですか」

「起きましたか、私、真似夜さんの夢の進行を頼まれたものです。ユメダと言います。」

「夢の進行、何、今、夢の中なの、・・・寝てるの起きてるの、変な感じ」

「さぞ、お困りな様で、・・・困ってますね、ねー」

「困りとは、言われても・・・今は、寝たいです。

邪魔されず」

「邪魔ですか、ユメダが、邪魔で、嫌いだと、消えて欲しいと」

そこまでは、・・・でも、夢の入り口なのかな真っ暗い空間に居るみたい

「ユメダさーん・・・でいいのかな」

声しか聞こえていないし、姿を見せてもいいのに

「分かりました、それでは」

「あーあー、あーわー、可愛いーーー」

真似夜の前に可愛い子パンダの縫いぐるみが現れて、ビックリもせず抱きついていた。

「何、可愛い、ユメダさんってパンダの妖精か何かなの」

「・・・明かしてていいか迷いますが、今は真似夜さんの好きな物の姿をしてます。」

子パンダの縫いぐるみが四足歩行から二足歩行に変わっても気にせず抱きついた。

で、で、で、色々聞きたいけど、今はダキダキしたいです。可愛い、可愛い、ダキダキ、ダキダキ

でも、何で何で、子パンダが、真似夜の夢の進行役なの、何、何、この夢、楽しい、楽しい事が始まるの、始まる、何が始まるの、夢の入り口って言った

どうなる、どうなる。








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