第965話 ???
「はぁはぁはぁはぁ、残り少ない妖気・・・・・・はぁはぁはぁはぁ、なんとかここに辿り着いたわい」
下野国にある山中、那須。
「ここで力を補い、黒坂常陸が帰ってくるのを待つ。はぁはぁはぁはぁ。あやつだけはあやつだけは殺してくれる。打ち砕かれし九尾様の力を集め使えば、はぁはぁはぁはぁ、必ずやあの男だろうと殺せるはず・・・・・・しかし、なんて住みにくい地になったのだ日の本は・・・・・・妖気など消えかけている・・・・・・明るい気で満たされている。あの黒坂真琴が広めた文化で人々が明るい気持ちに満たされているからなのか?なんなのだ?あの萌と言う文化は。なにか不思議な力を持っていると言うのか?わからぬ。わからぬが、隠居城・・・・・・今建てているのだから必ずや常陸に戻ってくるであろう・・・・・・完成した城もろとも燃やしてくれる。それまで再び眠りにつこう・・・・・・」
数々の戦いにおいて暗躍していた妖魔・南光坊天海は、殺生石近くで時を待っていた。
打ち砕かれし分身が多く、力を溜める事を必要としていた。
それをするのには九尾の魂が打ち砕かれし地が最適だった。
近づく者を火山ガスで殺してしまう地。
妖魔にとって最高の地。
そこで力を溜める。
黒坂真琴への恨みだけで動く存在となっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます