第962話 スロバキア王国女王バートリ・エルジェーベトの戦い

「殿下、常陸様が隠居城を建てているとかの知らせが、九州探題の羽柴家の殿様から来ましたが」


「あら?そうなの?水くさいわね。オルショリャもなにも言ってきてはいないけど、常陸様の新しいお屋敷なら、煌びやかにするはず、大理石彫刻師達に申しつけて美少女の石像を500体作りなさい」


「で、で、で、で、で、で、で、殿下、500体って」


「あら、三成、なにを驚くのですか?常陸様にはそのくらい差し上げても返しきれない恩義がありますから」


「それは勿論わかっております。国も復興し、亡き殿も子宝に恵まれたのは常陸様のおかげ。ですが、500体ですか?」


「少ないくらいよ。それと、以前の風呂の彫刻も確か気に入っておりましたわね?あれも大量に作りなさい」


「えっと・・・・・・美少女大理石像の口からお湯がでるやつでございますか?」


「もちろんよ。あれをいっぱい作ってあげたら、さぞかし華やかな風呂になるでしょう」


「うっ・・・・・・確かに常陸様は美少女だけでなく風呂も愛すると聞きますが・・・・・・」


「三成、あなたの感性で考えてはだめ~よ~、あの常陸様なのだから、あっ、そうだ、せっかくだから、新作のお股からお湯がでる、あの石像も送りましょう」


「殿下・・・・・・あれは卑猥すぎるかと」


「常陸様なら喜ぶはずよ~」


「うっ、常陸様ならありえそう・・・・・・わかりました。この石田三成、固定概念を捨てて、常陸様が『萌~~~~』と叫ぶ物を作らせ送らせていただきます」


「頼んだわよ。オスマン帝国のアメフトス殿も同じように考えているはずですから負けてはいけませんよ」


「はっ、かしこまりました」


真琴の知らないところで事は進んでいた。

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