第948話 エクアドルでの宴席
伊達政宗に統治を任せているエクアドル。
一度はイスパニアの侵攻で壊されてしまった建物だけでなく、文化もインカ時代のものを取り入れて、さらに伊達政宗が伝える日本文化と調和していた。
キトにある城には、石で作られた円形の競技場?アリーナ?会場?みたいなところでは、組み立て式の能の舞台が作られていた。
夜の歓迎の宴では伊達政宗が一舞い踊ってくれた。
日本の楽器だけでなく南米の楽器も取り入れられた能は平成で目にした能がさらにパワーアップしたようで、静と動がとても激しく、特別な進化をしていた。
「どれ、儂も一舞い」
織田信長は久々に自らも能を踊る。
足音がその会場に響き渡り、とても激しい能を見せると、宴席に招かれていた豪族などが感動して涙を流すほどだった。
「やはり、太上皇様は格が違いますな」
「筋肉隆々だし、いろいろ見分を広げた成果かな?」
「常陸様も一舞いいかがですか?」
「ん~剣舞くらいしか出来ないよ」
「それでもよろしいです。集まった民達が喜びます」
伊達政宗の強い勧めもあって、剣舞を見せると凄い拍手を貰えた。
「常陸、なかなかのものを見せるではないか」
織田信長も褒めてくれるほどだった。
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