第939話 南極大陸茨城城帰還
翌日、無事に南極大陸茨城城に到着すると、風呂が沸かされていた。
織田信長が入った後にお江と入っていると、茶々がヘチマたわしを持って入ってきた。
「垢をしっかり落としてあげますよ」
と、言うので、洗って貰うとゴシゴシと痛い、背中の皮が剥がされるのではないかと言うくらいに。
それを見たお江は湯船で震えていた。
「あまり心配をさせないで下さい。もう歳を考えた行動を」
「ん~茶々出来ない約束を『はい』とは、言えないかな。いろいろまだ見たいし」
「そうですか」
と、言いながらバシッと背中を叩いて、
「だったら、もっと心配をかけない方法を考えて下さい」
と、言われてしまった。
茶々は表には出さないがよほど心配していたのだろうな。
「ごめん。佳代ちゃんと相談してみるよ」
「はい、そうして下さい。お江、代わりなさい。私が真琴様と入ります」
と、お江を湯船から追い出すと、
「え~まだ温まっていたいのに~ん~蒸し風呂部屋行くか~」
と、渋々出て行った。
「真琴様、次はどちらに?」
「久々に南アメリカ大陸かな、インカ帝国の治世も見たいし、空飛ぶ乗り物も手に入れたから改めて見たい地上絵があるんだよ」
「それは私も見らりるのですか?」
「はははっ、勿論だよ。次は置いてけぼりにはしないから」
「もう待つのは本当・・・・・・いや」
と、ぼそりと聞き取れるギリギリの声で言っていた。
いくつになっても可愛いな・・・・・・茶々。
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