　黒坂常陸が死海付近でわずかな家臣と共に遊興？

織田信長も一緒？

・・・・・・これは絶好の機会。

ここで仕留めてしまえばオスマン帝国と大日本合藩帝国の同盟に亀裂が走る。

そうなればオスマン帝国は領土拡大を再び始める。

それを止めようとする前田の二人・・・・・・。

はははははっ、そうなれば再び世界は戦乱。

そこにこの阿保パシャの軍とロシア帝国の軍を援軍にして割り込めば・・・・・・。

私が世界を制する機会到来。

「狙撃に長けた者をすぐに手配しなさい」

古い遺跡が好きだと言う黒坂常陸なら間違いなくペトラに行くはず、あそこの谷間を利用すれば・・・・・・。

◇◆◇◆

なんですって、襲撃失敗？

くそ、失敗したときに捕まった者から情報が出ることを恐れたのが失敗だったわね。

一人だけにとどめたのは慎重すぎたわ。

それに狙撃ではなく谷間に毒ガスを使えば一気に始末出来たのに、これは詰めが甘かったわね。

一気に殺るべきだったわ。

だけど、失敗して捕らえられると、あそこは謎の薬で自白させると噂を聞くから・・・・・・。

すぐに私に行き着いてしまう。

くそ、せめて盗賊団でも雇って襲撃させれば良かったわ・・・・・・。

次の機会を探るしかないわね。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい