第761話 欧州イバラキ城改名JAXA欧州イバラキ島宇宙センター
欧州イバラキ島に作った城、俺の居城であるはずの欧州イバラキ城。
美しく雅な萌城だったはずなのに、留守の間に織田信長とガリレオ・ガリレイとそして、佳代ちゃんが増改築をしてしまった。
海に突き出た郭には、ロケット発射台。
城の小高丘には、天体観測所。
空いていた郭には、佳代ちゃんの研究所兼製作所。
もう、大学か研究所かで城と言う美しさを保っていられない。
俺の城愛が崩れる。
それにより俺は決めた。
もうこの城は宇宙開発の拠点だ。
だったら、平成時代に校外学習などで何度か行った筑波のJAXAと同じように名前を付けよう。
城ではなく、研究施設としてしまおう。
「JAXA欧州イバラキ島宇宙センターと改名する」
と、皆を集めて言うと織田信長は佳代ちゃんの手ほどきで『JAXA』を調べ、
「うむうむ、宇宙航空研究開発機構か。良々」
と、ニコリと笑っていた。
「真琴様、今更、城の名前を変えましても」
と、茶々は言うが、
「もう、ロケット発射台があるような所に城と名前を付けるのが、俺の感性では嫌なんだよ」
と、言うと
「真琴様の名前に対する感性は認めて来たけど、そこまでこだわりがあるとはね」
と、お初が呆れていた。
「兎に角、ここを城と呼ぶのは生理的に嫌だから改名。改名すれば、もう城の外観でなくなろうと構わないから」
と、言うと、お江が俺を後ろから抱いて「うんうん」と、頷いてくれていた。
お江は俺の萌城の理解者だから納得なのだろう。
はぁ~どこかに城作りたいなぁ~・・・・・・。
引っ越したい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます