第696話 新兵器とアドリア海進軍開始

新しく編成を変えた俺の水軍の訓練を一ヶ月していよいよアドリア海に向かうこととした。

日本から持ってきた荷物の中には、幕末で活躍したガトリングガンも20機入っておりそれは陸戦をしている前田慶次と前田利家と伊達政宗に送った。


そして、一機・・・・・・?


「菱形戦車だ、ぬお~すげ~」


と感動していると、磯原佳代は


「私にかかればプラモデルと一緒です。ただ、出港までに一機しか完成しなくて」


「パンツァーフォー」


と、俺がはしゃいで乗っていると磯原佳代はうれしそうだった。


菱形戦車も潜水艦もディーゼル式エンジンを駆動方式としていて科学チートすごいと改めて感心する。


「私の愛の深さを知っていただければ」


と、磯原佳代が言うと、お江が


「私だってマコを愛するのは負けないもん」


と、首にしがみついてきて大変困った。


前から就航している戦艦にも発電機とモールス信号機を設置する。


試験的にモールス信号を発信していると、


『コチラ チャチャ マコトサマ ゲンキ?』


と、受信した。


えっ?茨城に電波届くようになった?と、磯原佳代に聞くとうなずいた。


『コチラ マコト ゲンキデス』


と送ると、


『ゴブウン ヲ イノッテイマス』


と返ってきた。


「大日本合藩帝国全域がモールス信号機でつながるのはもうすぐだよ」


と、磯原佳代は言う。


お初達はそれに驚いていた。


お江は楽しくて仕方ない様子で茶々にいろいろと送ると、


『シツコイ アトハ カエッテキタラ キク』


と、怒られていた。

口をとがらせてお江はすねていた。


「よし、アドリア海に向けて出撃、目指すはヴェネツィア」

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