第646話 ガルパン城?戦車美少女姉妹門と、未来への手紙

 城の萌え萌え改修に全力でパンツァーフォーっと、心に思いながら欧州イバラキ城の改修をしている。


今回は茨城県が舞台の中心で間違いなく茨城県史に名を刻むこととなるであろう、戦車を愛する女子高生達を全面に装飾に使ったガルパン城だ。


ん~、タイムスリップしていなければ映画・最終章が観られたのに・・・・・・。


これだけは心残りだ。


大洗だけでなく、大子の学校跡なんてのを舞台にしているのだから茨城県愛の俺には、撃推しアニメなのだが、その結末を知ることなくこちらに来てしまったのだから・・・・・・。


誰か未来からポータブルDVDプレーヤーとDVD持って来てくれないかな・・・・・・。


今更、本当に今更だが俺だけがタイムスリップしてきている世界ってのも不思議な気がする。


誰かもしかしたら来る可能性あるかな?


ん~もしもの為に未来に手紙残しておく賭けをしても良いかな。


『もし、タイムスリップを出来るようになったら、ガー●ズ&●ンツァーの全収録した円盤を持ってきてくれないでしょうか?』


これは完全な遊び心の賭けだ。


次の日本本国への連絡船に乗せて法隆寺に送ろう。


それより今は城。


城の顔である門は戦車道の跡継ぎになるであろう巨乳お姉ちゃんと、分派になりそうなちょっと控えめおっぱいの妹の二人を制服姿で門戸に彫刻する。


上には実際に撃てる一門のアームストロング砲と戦車の彫刻を合体させた物を作らせた。


まるで戦車の下を潜るようになっている。


命名『戦車美少女姉妹門』


シンプルなのだが威圧感のある門、そして実際に撃てるアームストロング砲が防衛の役目を持つ。


城の内部の装飾は、大勢の登場キャラで統一した。


大広間の欄間には戦車を彫刻し、俺が座る上座の背になる壁には大型空母をリアルに彫刻させる。


この世界にはまだ存在しない物ばかりに左甚五郎一派は四苦八苦しながらも、平成で通用するくらいの物を作ってくれた。


そして、風呂も大洗にある、ちょっと茶褐色の温泉でアニメ、映画にも登場する実在するスーパー銭湯を完全再現した。


お江は相変わらず彫刻に喜んでいた。


「マコ~、これ陸を走るの?」


「ああ、そうだ。ガソリンや軽油・・・・・・石炭の液体状の物を燃やして動力として走る馬を必要としない戦車だ。今うちが使っている大砲より強力な物を積んでいるぞ。中には海峡を越えて敵国に打ち込むような規格外の大砲を持つ物もあったらしい」


「へ~、だったら、この島からバチカン撃てるかな?」


海を隔ててすぐバチカンは目の前だ。


東の海沿いにセットすれば届くのだろうか?


流石に射程距離まで覚えていないので俺もわからない。


バチカンより、南の海の先にあるアフリカ大陸のほうが近かった気がするが・・・・・・。


あっ、カリャリ視察行かなきゃ。


欧州イバラキ城の改修とその他の執務に集中するあまり、柳生宗矩達に任せっきりのカリャリ港城の視察を先延ばしにしていた。


ん~柳生宗矩に任せると質素な城になるんだよな~・・・・・・。


今回も質素かな?


ん~・・・・・・。


前田慶次がいるから大丈夫か?・・・・・・。


なんか嫌な予感がする・・・・・・。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る