第628話 北斗と経津丸の元服

【三男・北斗(ほくと)

1591年9月10日生まれ 18歳

母は桃子

陸ガメを愛している。

オーストラリアの城主が内定している。


四男・経津丸(ふつまる)

1592年12月24日生まれ  17歳

母はお江、お江に忍びの技を叩き込まれている。

近江・大津城城主が内定している。】



マドリードから視察に来ていた織田信長に烏帽子親を頼むと快く引き受けてくれ二人の元服の義が行われた。


「北斗、名を北斗七星桃信(ほくとしちせいもものぶ)と命じ、従五位下大監物とする。経津丸、名を経津之介信海(ふつのすけのぶうみ)と命じ、従五位上近江守とする。しかと励め」


と、織田信長から名前と官位を受けた。


「はい、上様。父上様の手足になるよう励みます」


と、北斗七星は答え、


「はい、幕府の要となる海の男になりたいと精進致します」


と、経津之介もしっかりと答えていた。


成長した我が子が目に映るのは嬉しい光景だ。


その晩、戦時下な為盛大とは言えないが宴席を設けて二人の元服を祝った。

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