第599話 常陸国営技術開発研究製作所

 俺は人材を広く募集するにはと考えた。


現在は左甚五郎・国友茂光・狩野永徳の家臣が働いている組織体系。


なので、すべてうちの家臣となる。


この組織体系だと、他国の者が新しく入りずらずらい。


その為、会社を設立しようと考えた。


会社として人を雇用する物、そうすれば異国の民も入りやすく17世紀一気で進む技術改革を独占しやすくなるのではないか?と考える。


この時代の科学者などはパトロンと呼ばれる後ろ盾を持って研究に取り組むのだが、そのパトロン制度だと不安定。


戦争が起きたり、宗教介入、また、パトロンの思想で研究が出来なくなってしまう。


俺は会社の社員として雇い、自由に研究して貰う形を作ることを目指した。


「おう、素晴らし~いで~す。私も入らせてくださ~い」


と、行ってきたのは勿論ガリレオ・ガリレイだった。


「勿論だとも是非とも入ってくれ」


「これで、バチカンの権威に恐れず~研究できま~す」


ガリレオ・ガリレイもまた地動説を発見したがバチカンの権威に屈服せざるを得なかった人物なのだ。


このような者達を集めたいのだ。


常陸国営技術開発研究製作所


社長・黒坂常陸守真琴

副社長・柳生右近衛将監宗矩

専務・左内匠頭甚五郎

常務・ガリレオ・ガリレイ


社員は左甚五郎配下とガリレオ・ガリレイが連れてきた庇護して欲しいという研究者を雇う事から始めた。


この会社が自分が憧れていた茨城県最大企業の始まりになる時代改変とは俺は一生涯知ることはなかった。

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