第493話 イスパニア帝国対蒲生氏郷
蒲生氏郷はイスパニアを南北から挟み撃ちにする戦術で次々に都市を陥落させていった。
イスパニア帝国は海外貿易網が寸断されて数年、陸続きの国の支援も受けられずに孤立。
国全体が兵糧攻めに近い形になっている。
そんな中での最後の抵抗だ。
イスパニア帝国皇帝フィリッペⅢ世は首都マドリードの守りを固めるべく各地から兵士を集結させていたので、周りの砦はほぼ無抵抗降伏状態で次々に陥落。
戦っても圧倒的火力で砦は穴だらけとなったと聞く。
占領した地では饑餓に苦しんでいたイスパニア人に炊き出しをし、振る舞いながら進軍した。
民衆を味方にするための炊き出し、蒲生氏郷軍が通ったあとは市民が腹一杯になるという噂が流れるほどだった。
そんな食料の使い方が出来るのはアメリカ大陸、オーストラリア大陸の恵みのおかげだった。
交易のほとんどが日本国が独占しているのだから当然。
その補給路がしっかりと続くように俺はジブラルタル城で船の差配をする仕事に専念していた。
なんだか、石田三成になったような気分だ。
そして、戦いが始まり一ヶ月でイスパニア帝国首都マドリードを包囲したと言う連絡が入ると、織田信長は1万の大軍を率いて、対イスパニア帝国戦の最後の幕を下ろすために出陣した。
織田信雄処刑に始まったイスパニア帝国との長い戦いは幕を下ろそうとしていた。
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