第483話 ジブラルタル城・その5・天守装飾

 ジブラルタル城の天守は現在黒い幕を掛けている。


中では、左甚五郎の配下が漆黒の望楼型天守に遊興彫りの装飾をしている。


茨城城の天守は108体の美少女が装飾されている。


しかし、ジブラルタル城の装飾はその上を行く。


倍の216体の美少女を所狭しと壁に装飾、鬼瓦も美少女萌瓦だ。


天守の外観すべての美少女を数えるのは困難なほどにしてある。


しかし、こちらは下品にはならないように布の面積は多めにし、和やかに畑仕事をしていたり、水浴びをしていたりする物語風になっている。


見美少女がただ乱雑に描かれているわけではなく、すべての者が笑顔で生活している物語になっている。


メッセージ性を込めている装飾だ。


そして、雷よけの受雷神槍も鯱ではなく、美少女に持たしている。


一人は爆裂魔法を愛する魔法使い美少女が杖を空に掲げ、一人は甲冑に豊満な胸をしまっているドMな戦士美少女が空に剣を掲げている。


杖と剣は銅で出来ていてそれは地面に鎖がつながっている。


以前も城を作る際に俺が取り付けさせている避雷針だ。


それを『受雷神槍』と名付けたのは織田信長だ。


まあ、今回は槍ではないのだが高々に掲げられた杖と剣は避雷針として役目を果たしてくれるだろう。


めぐ●んの杖に雷が落ちる瞬間とかインスタ映えしそうだな。


などと考えて建設中の城を写真に収めた。


今回の装飾はインカのただいな協力があって、金だけでなく宝石類の提供もたくさんあった。


そのため装飾の美少女達は日差しの角度によってキラキラと荘厳に輝く。


・・・・・・。


なんか、ツバメだかがこの宝石をどっかに運んでいくような童話あったような・・・・・・。


みすぼらしくなって取り壊される像の話しとかあったが、そうならないことを願おう。


パネル工法に加え、プレカット工法で工期は頬幅に短縮され、築城開始から1年で大幅な形は完成していく。


夢の城の集大成完成が目前だ。

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