第455話 オーストラリア大陸ケアンズ城
オーストラリア大陸まで無補給で行く。
風がオーストラリア大陸に押す方に吹けば蒸気機関を止め、帆船になる。
機帆船、実は平成でも見直され燃料の節約にテスト導入がされている。
ただ、帆の操り方が難しいのが難点。
うちの船員は基本的には帆船からの船員なので手慣れた物だが、平成の最少人数の船では難しいだろう。
おそらく、未来の機帆船の帆の操作はAIが使われると予想する。
船は未来に置いても、発展し続ける乗り物だ。
水の星・地球に置いて船はいついつまでも変わらない移動手段・輸送手段だと思う。
そんな事を考えながら無補給一週間で、オーストラリア大陸での俺の本拠地ケアンズ城に寄港する。
ここでは、オーストラリア産の石炭や水・食料を補給するのと、日本からの移住民とアボリジニが問題ない生活をしているか確認する。
現在は、前田慶次家臣が奉行となり管理している。
アボリジニから地下資源を買い、こちらからは穀物などの農産品や、鉄の農具や武器、反物を売る萌陶器だってそうだ、そのサイクルは順調に構築。
それだけではなく、農耕技術提供・住居建築技術の提供をし持ちつ持たれつの関係を築いている。
オーストラリア大陸はアボリジニ物でありながら日本なのだ。
アボリジニも日本の民、それを任せてある家臣に忘れることなきよう、虐げる、差別する事なきよう厳命をする。
アボリジニを差別するようなら、俺もイスパニア・フィリッペ達と変わらなくなってしまう。
そのような事はのぞまないこと。
共に繁栄していくのを強く希望する。
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