第442話 家臣召集・紅常陸隊

 現在うちの四強家臣、柳生宗矩、真田幸村、前田慶次、真壁氏幹はそのまま海外に残っている。


それに追従する戦艦の乗り手の兵士達もいる。


その四強家臣と兵士達を帰国するように手紙を書く。


新しい戦艦の乗員確保のためだ。


今までの旧艦は織田信長に返上する。


うちは万年家臣不足なので仕方がない。


そう悩みながら力丸や政務もしている茶々やお初に、


「足軽もっと養うべきだったなぁ」


と、愚痴ると茶々が、


「いるじゃ有りませんか?」


と、俺にお茶を点てながら言う。


「え?どこに?」


「真琴様がお作りになった学校、常陸国立茨城城女子学校生徒です」


「ちょっとちょっとちょっと、女の子を足軽に?」


と、言うとお初が、


「私も甲冑着て戦ってるんですけど~」


と、じと目をして俺の脇腹を人差し指で突っついてきた。


「うっ!まぁ、そうだが」


「真琴様の留守を守る間に火砲術は学ばせました。刀や槍の戦いなら男の力にはかないませんが、火砲術なら女であろうと使えます。真琴様が開発したリボルバー式歩兵銃などは特に」


と、茶々は続けた。


戊辰戦争で綾瀬は●か・・・・・・飯島八重が活躍したのは有名だし、鎌倉前なら女武将も珍しくないのは知っている。


茨城の女子学校の生徒が火砲術・・・・・・ガー●ズ&パンツァー


聞くよりは見るで実際に訓練を見ると泥だらけになりながら、リボルバー式歩兵銃にアームストロング砲を的確に撃つ女子生徒達が200人いた。


「すげー、茶々、凄いよ。実戦に使えるよ」


「はい、皆、国を守れるなら戦場も覚悟した希望した者達です。真琴様が目指す理想国家、皆が三食食べられる国を作るためならと考える者達です」


茶々が軍配をあげると皆整列した。


「組頭大洗村出身、東住麻帆・美帆、前に」


・・・・・・うん、ガー●ズ&パンツァー?


髪は短く切られたショートカットの麻帆・美帆、麻帆は巨乳で美帆はチッパイ。


いや、それより俺がこの二人に聞かねばならぬことがある。


「戦場に出る覚悟、人を殺す覚悟、殺される覚悟、そして、自決する覚悟はあるのだな?」


と、二人に向かって言うと、


「はい、出来てます」


「私達皆、覚悟は持ってます」


そう言って鋭い目をした。


「あいわかった、命貰った。皆、明日より戦艦に乗船し、航海術、船でのアームストロング砲砲撃術を学べ、新戦艦の完成に備えよ」


「はい」


「わかりました」


そう二人が代表して言うと皆は右腕を高々と上げ、


「おーーーう」


と、返事をした。


20代前半くらいの若い娘たちの兵士を紅常陸隊(くれないひたちたい)と命名した。


他にも鹿島神宮に作ってある柳生宗矩管轄下の道場に通う身分を問わない若者たちが500人から集まる。


乗組員はなんとかなりそうだ。


身分を問わないければうちは意外と人が集まる。


そこまで常陸国は発展していた。


名実共に日本で安土に次いで第2の都市に発展していた。

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