第439話 蒸気機関外輪式推進装置付機帆船型鉄甲船戦艦
さっそく蒸気機関鉄甲船戦艦のイメージ図を書き始める。
囲まれても負けない船、最強の船、最強の戦艦。
ベースは巨大帆船KING Of ZIPANGUⅢ号だ、それに蒸気機関外輪式の推進装置を付ける。
船の両脇に大きな水車が付く作りは、江戸幕末にペリー提督が乗ってきたサスケハナ号船の構造の帆と蒸気機関外輪を持つ機帆船だ。
風と蒸気機関推進装置両方を使い大海原を走る。
スクリュー式にするにはもう少し時間が必要なので外輪式なのは仕方がないだろう。
船の中央に巨大な煙突を持ち、石炭を燃やした煙を出す船。
ただ、それだけでは面白みも工夫もない。
俺が作るからには俺ではないと想像出来ない工夫が必要だ。
俺が造る建造物の代表になってしまったドーム型住居をこの機帆船に取り入れる。
それは砲台としてだ。
ドーム型砲台を玉ころを轢いたレールの上に乗せれば360度可動し狙いを定められる。
ベアリングの上に住居を乗せるイメージだ。
可動式ドーム型砲台があれば囲まれても四方八方に撃てるようにする。
一つのドーム型砲台にアームストロング砲3門、前に2機、後ろに1機乗せる。
さらに、今まで通りに船体脇にも24門左右合わせて48門
アームストロング砲、合計57門搭載
全長:120m 最大幅:30m マスト3本
外輪推進装置搭載の為、アームストロング砲搭載数が少なくはなるが、ドーム型砲のアームストロング砲を巨大化する事でその穴を埋める。
可動式ドーム型砲台は左甚五郎率いる大工集団と、うちの鍛治師国友茂光集団が技術を合わせて作り上げていく。
今までの住居・城・船・鉄甲船作りの技術をすべて集結する。
蒸気機関外輪式推進装置付機帆船型鉄甲船戦艦
その船を5隻同時進行で建造する。
鉄はオーストラリア大陸から輸入し、ひたちなかの反射炉で製鉄する。
石炭も磐城・中郷の常磐炭鉱のを蓄える。
補給用に各地の港に高速輸送連絡船で先に運ぶのも開始する。
完成すれば間違いない最強の船だ。
攻めの船だけで良いのかな?と、ふと疑問に思った。
ん~念のためにあれも建造するか。
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