第422話 クスコ奪還
日本国本土からは高速輸送連絡船は代わる代わるグアヤキル城に輸送が来るようになり、武器弾薬な他に食料も米や麦、蕎麦、兵士たちが届くようになってきたのでなに不自由ない生活になる。
最先端の兵器を扱う兵士達は5000人からになった。
もちろん、萌な陶器に入った御神水仕立て御祓い済み御神酒シリーズも届くそれをインカ人に売る。
珍しい陶器と、お酒の組み合わせは人気が出る。
インカ人にはどうもお金の感覚がないようなので、金銀の小指の爪ほどのサイズの小粒を作らせそれを貨幣として使うところから始めた。
ダイヤモンド、エメラルド、ターコイズ、なども宝石も日本国貨幣との交換にする。
少しずつ少しずつ貨幣制度を整える。
約二週間サイクルで代わる代わる来る高速輸送連絡船に左甚五郎率いる大工達を送るように茶々に手紙を書く。
グアヤキル城城塞都市の平民が暮らす家々をパネル工法で作りたいからと書いて。
もちろん、本当の狙いは別だが。
グアヤキル城城塞都市が繁栄を始めた頃ファナ・ピルコワコが
「ご主人さま、クスコを奪還いたしたく、お力をお貸しいただけませんか?」
と、最近慣れてきた日本語で頼んできた。
「クスコはインカにとって重要な土地、クスコを首都にしとうございます」
「あい、わかった、ただ俺はちょっと動けないから、伊達政宗、クスコ奪還総大将に命じる。兵士2000人、アームストロング砲20門・リボルバー式歩兵銃1500を使い奪還を開始せよ」
「はっ、すぐに準備を整えまして」
と、出発の準備を始めるとインカ人達も槍を取り戦うと集まる。
「よし、弓矢は使えるのだから鏃は日本製の鉄製の鏃をつからせよう。槍も出来る限り提供してやれ。ただし、相手をアームストロング砲とリボルバー式歩兵銃で弱らせるのは政宗の仕事ぞ、頼むぞ」
「心得ました」
と、言って二日後、クスコに向かって進軍を開始した。
クスコは20日後、イスパニア帝国兵逃亡により軽々インカ帝国の手に戻った。
イスパニア帝国兵は日本製の火器の噂は広まり、進軍してきたら逃げるしかないと、考えているらしい。
クスコの街の壊された神殿修繕が開始される事になった。
伊達政宗にはしばらくクスコに留まるよう命じた。
俺は重要拠点にするべく地に艦隊を率いて出撃した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます