第376話 鉄朱塗絡繰美少女栄茨万華里温門

 先進的技術で城や家を次々に技術革新をするうちの左甚五郎が率いる大工集団は国内から新しき技術を学びたく集まり最大大工集団になっている。


軽く1000人はいる。


そのため、門一つなどと言う物は3ヶ月もあれば完成する。


今回造っている港廓の門も年末には完成し、完成式が行われる。


門は鉄に朱色の漆塗りの下地で高さ3メートルの大きいな門、その大きな重い門は水車の動力を利用して開閉する。


そして、問題の彫刻は、


右戸には、赤色の人造人間エ○ァンゲリ○ン正規実用型2号機


左戸には、ピンク色の人造○間エヴァ○ゲ○オン正規実用型8号機


だ。


茶々達には、ちょっと変わった甲冑を着ている人にしか見えない代物。


人造人間なのだが人が乗って操縦する巨大な乗り物は、マジ●ガーZやガン○ムやヱヴァン●リヲンなど男心を鷲掴みにする代物。


左甚五郎もなんだか知らない物でも心がワクワクしたのだろう。


俺はガ●ダムにしようかヱ○ァンゲリヲンにしようか悩んだが、中身が大事だ。


操縦する人物が萌えるか萌えないか、萌えるのは間違いなく後者。


『あんた、馬鹿!』と、美少女に罵って貰いたいし、痛みに悶えるメガネ変態美少女には萌えるにゃっ。


茶々達はその門に拍子抜けしているみたいだ。


美少女ではないから特に怒る理由もないらしく完成式は終わる。


そして、門が開と同時に・・・・・!


仮面も上に上がる絡繰だ。


仮面があがると見えてくる金髪美少女、惣流・ア●カ・ラ○グレーと、

メガネ美少女、真●波・マリ・イ●ストリ●ス。


もちろん、ヱ●ァンゲ●ヲンがそんな乗り方をしていないのは百も承知だがアレンジした。


「あんた、馬鹿!」


リアルにお初に言われ蹴られた。


茶々は膝からうなだれ頭を抱えている。


お江は新たな絡繰美少女に驚いて喜び、他の側室たちや家臣は口をあんぐりと開いて固まっていた。


「鉄朱塗絡繰美少女栄茨万華里温門(てつしゅうぬりからくりびしょうじょえう゛ぁんげりおんもん)と名付ける、ぬわ~やめろ、刀を抜くなお初」


斬新過ぎる隠れ美少女門にお初は怒りの頂点に達していた。


お初の怒りを鎮めるのに一週間かかった。


ふぅ~怖い目にあった。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る