第327話 子作り
1592年1月~2月、俺は仕事が減らされ休まされていた。
体はすっかり良くなったのだが、ありがたいので甘える。
茨城城内の温泉に入り、側室たちが作る美味しい料理を食べ子ども達と昼寝をし、武丸と綿が詰められたら玩具の刀で遊ぶ。
武丸は玩具ながら素早い剣技だ、宗矩が教え込んでくれているもの
そろそろ、武丸に合う年代の小姓を雇わねばな、などと考えながら遊ぶ。
武丸は昼寝のあと、日課の太郎と次郎の散歩に出かける。
武丸は太郎と次郎の背中に交互に乗って散歩するのだが、試しについて行ってみると武丸の行きたい方向に進むようになり、止まりたいときにはちゃんと止まるようになっていた。
良かったな、武丸。
疲れのない日々の為、夜は励んだ。
なにを?子作りを。
お江、小糸、小滝、ラララ、リリリ、鶴美と。
茶々、お初、桜子、梅子、桃子はまだ子供を産んでいない側室達に順番を譲っていた。
その辺、いがみ合いなく調整してくれる正妻・茶々の心の広さありがたく、俺も住みやすい安らげる城だ。
本当にありがたい。
寝る前にトドの金玉に、ラララが出入り商人に頼んで仕入れてきたタツノオトシゴや海蛇の乾燥させた物などが小糸姉妹により調合された物を毎夜飲まされた。
熊の金玉は見つかる前に送っておいて正解だったな。
俺はまだ若い、そこに変な精力剤、毎夜燃えたぎり頑張る日々。
お風呂では海藻から取ったネバネバを使ってラララ、リリリがマッサージをしてくれる。
これは、俺が平成の世界で高校を卒業したらすぐに行きたかった大人の為の特殊入浴場みたいで、夢が叶った感があって感動した。
都市伝説の赤玉が出るのではないか?と言うくらい出しまくった。
約2ヶ月間、頑張った。
初夏には皆が妊娠したのがわかるのだが、今はまだわからない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます