第267話 特別回・女子会
「なんでしょうかね、伯父上様もどういったおつもりで異国の娘を真琴様にあてがわれたのか?」
と、お初が言う。
茶々、お初、お江、桜子、梅子、桃子、小糸、小滝、ラララ、リリリは畳敷きて長い囲炉裏のある部屋で織田信長からの土産のバナナを食べながらお茶を飲んでいた。
「お初、国と国が縁を深めるときには血脈でつながるのが一番」
と、茶々。
「それはわかっていますけど、何も真琴様に二人をって」
と、お初が言うとラララとリリリは少し顔を下にして、「迷惑でしたか?」と、表情が語っていた。
「えっ、ラララちゃんも、リリリちゃんも、マコの好みでしょ?マコの隠し持ってる袋見たことあるけど、なんかビードロみたいなんだけど軽い不思議な板に日焼けした美少女が描かれてて、いくつも持っているみたいだよ」
と、お江。
真琴がタイムスリップしてきたときに持ってきたリュックの中にはアクリルで出来た褐色肌巨乳ロリ美少女アニメキャラキーボードが入っている。
「お江、いつ見たのですか?その事は、と言うか、あの袋の存在は忘れなさい」
と、茶々が怒る。
「え~でも、茶々姉上様と初姉上様は知ってるんですよね?」
と、お江。
「えぇ、真琴様から直に聞きましたから、あの袋がどういった物かも知っています。ですが、お江そのことは今後一切ふれてはいけません」
と、お初。
「あの~私達は、御主人様にどんな秘密があろうとも構いません」
と、桜子が言うと梅子と桃子も頷くが、
小糸と小滝は聞きたそうにしていた。
「駄目な物は駄目、良いですか、この事には一切ふれてはいけません。それは黒坂真琴と言う人物の絶対隠さねばならない秘密。これ以上詮索するのは私が許しません」
と、茶々が言うとそれに合わせたようにお初が小太刀を見せ、側室達を威嚇した。
「わかったよ~マコが消えたら困るし寂しいし嫌だから忘れるよ。でもね、マコは日焼けした肌で服の面積が少ない子好きみたいだよ、しかも乳が大きいな娘」
と、お江。
「肌の色はどうにもならなくても、服なら出来なくはないですね」
と、桃子。
いまだに身ごもっても真琴の子供を産んでもいない桃子と小糸と小滝は、短く改造されているラララ達の着物を見ると頷いていた。
明くる日から、冬だと言うのに膝丈より上の着物で真琴の身の回りの世話をしていると、
「その、生足は大好物なんだけど、冬は冷えるからやめなさい。体冷やしたら駄目だよ」
と、注意されてしまう。
桃子達はラララ達は良いのか?と、疑問に思うが、同じくラララ達も冷えるから、と言う理由で真琴に真琴がいつも着用している西洋型の服、ズボンを無理やり履かされ、茨城の田舎の女子高生が冬場に制服スカートにジャージを履く埴輪スタイルと言うなんとも微妙な服装になってしまう。
ミニ丈着物は暖かくなるまで禁止された。
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