第209話 家臣募集中(国友茂光)
うちは、というか俺には家臣が少ない。
家臣・与力として働いてるものは森力丸・前田慶次・柳生宗矩・真田幸村・伊達政道・高山右近・山内一豊・本多正純・最上義康。
他に、左甚五郎と狩野永徳が働いているがこれは別枠。
さらに、茶々達や桜子達にも役職を与えて働いてもらっている。
もちろん、その下にさらに家臣・足軽がいるが長となる人物に不足がある。
その為、募集をかけることとした。
茨城城・水戸城・笠間城・結城城・佐倉城・鹿島城の城下に高札を立て募集する。
『家臣を募集する。
内政に自信のある者・腕に自信のある者を身分を問わず募集する
3000石を与えるに値する人物を募集する。
尚、試験これあり。
大納言黒坂常陸守真琴』
と書いて。
試験が行われなければ殺到するだけ。
それは容易に想像できる。
試験、そういうのに適しているのは家の家臣には一人いる。
柳生宗矩だ。
家臣募集について一任した。
そんな中、一人の見知った者が城に登城してきた。
「殿様、水くせえ、働き手がいないんなら声かけて下せえよ」
と、言うのは近江から付いてきた鍛冶屋の頭領だった。
「頭領も家臣として働いてくれるの?」
「家臣なんてとんでもねえ、ただ、殿様の手足となって働きますぜ」
「ん~、働いてもらうからには対価を支払いたい。そして、これから鍛冶師達にはさらに働いてもらうつもりがあるから、正式に家臣として雇うよ。頭領には鍛冶師取纏役奉行を頼みたい。ずっと近江から一緒に来て働いてくれているのだから、そのくらいはあって当たり前だと思うから、8000石で正式に雇おう。国友村出身の茂光だったよね?国友を名字として与え帯刀を許可し、俺の直臣となってもらう良いね」
「8000石・・・・・・しかも、名字帯刀・・・・・・ありがとうございます」
「ただ、仕事は忙しくなるから、人もそれなりに集めてね、新しい『たたら』を作る予定もあるから陶芸師も集めて欲しいんだよ」
「陶芸師ですか?わかりました。新しきに『窯』を作る為の職人が必要なんですね。わかりました手配いたします」
「その者たちも給金を与えてうちの直臣になってもらうから、これからは大規模な鉄の生成に力を入れるつもりだから、農業と製鉄の改革を断行するから」
「腕がなりますってもんだい」
と、鍛冶師頭領は腕をまくって力こぶを作って見せた。
俺はとある計画をしている。
そのために遠足で言った、ある物の写真をスマホから写し書きして製図を作っている。
これをつくれば、産業革命を起こす国はイギリスではなくなるだろう。
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