第195話 新土浦城完成
新土浦城が着工して約2年、驚異的な早さで本丸御殿に続いて二ノ丸、南の三角の大広間として朱雀御殿。
西の三角の白虎御殿。
北の三角の玄武御殿。
東を信長が来た時の為の御成御殿として青龍御殿。
北東の霞ケ浦に突き出している三角の鹿島御殿が、完成していた。
さらに、その外側の三ノ丸の三角部分の廓、東廓、西廓、南廓、北廓、霞ケ浦の港となる北東の三角を港廓も完成。
城は俺が発案したパネル工法と徳川家康率いる兵30000がおり、築城のスピードは早かった。
残されたのは現在、黒い幕で覆い隠され秘密裏に装飾されている五重六階建ての本丸天守。
お初達の厳しい監視を掻い潜りながら作られている。
お初達には、仕事を与えているので、巡察する暇がない様子。
好都合。
「殿様、全外壁、例の装飾108体完成させました」
と、左甚五郎が報告をしてくる。
「欄間は?」
「はっ、数え切れない美少女達がじゃんがら念仏躍りをしているのを掘りました、御覧ください」
と、内覧すると、太鼓や笛を奏でながらじゃんがら念仏躍りをしているの美少女が所狭しと全部屋の欄間に彫られている。
そして、襖絵には一枚一枚違う美少女が描かれている。
レ○・ラ○・エミリ○タン・ベア○リス・フェ○ス・めぐ○ん・ゆ○ゆん・ダーク○ス・ア○ア・可○那由多・○霧・西○みほ・○住まほ等々ありとあらゆるジャンルの約300体の美少女達が描かれている。
俺が下書きで指図した美少女達だ。
夢のような部屋。
萌え美少女を国宝絵師が描く部屋。
夜中になればまるで出てきそうなリアルさだ。
俺は床に崩れ落ちて床を拳で叩きながら。
「これだよ、これ、これが俺が夢見た城なんだよ!素晴らしきかな」
と、感動していると、
「殿様、天国でも見てきたのですか?この様な装飾思い付きませんでした」
と、左甚五郎は感心していた。
「そうなんだよ、二次元の世界は天国なんだよ」
「二次元?なんの事なのかわかりませんが極楽浄土がこの様な場所なら行ってみたいものです」
と、左甚五郎は言っていた。
「殿様、鯱瓦も風神雷神萌美少女を金で作りました」
屋根にあげた風神雷神、右手を高々に上げていて足には銅製の鎖が地中まで繋がっているとの事。
避雷針としての役割も兼ね備えている美少女瓦。
「素晴らしきかな、よし、これで我が城は完成だ」
二次元を具現化装飾を施した天守は、完成した。
だがまだ、黒い幕を被せておく、除幕式を行い、城の完成を宣言する予定だ。
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