第120話 番外編・通貨設定

 俺が幕府造幣方奉行として新貨幣鋳造を取り仕切っていたが、餅は餅屋と言うように、銭は銭屋、要するに商売人に任せた。


今井宗久、津田宗及、千宗易、茶屋四郎次郎が主なメンバー。


結果としては、金銀銅銭の三つだけと言うのは商いに支障が生じる恐れがあり不採用とはなるが、10進法は取り入れられた。


銅銭、一朱銀、一分銀、一分金、一両小判


新貨幣、天正和円(銅銭1枚は平成の貨幣価値で10円と同等)


銅銭10枚=一朱銀1枚(100円)

一朱銀10枚=一分銀1枚(1000円)

一分銀10枚=一分金1枚(10000円)

一分金10枚=一両小判1枚(100000円)


となる。


南蛮との取引には、最大の勢力を誇っているローマのバチカンで使われている金貨・銀貨と同質(金銀含有量)の専用天正和円金貨・天正和円銀貨が作られ取引に使うようにした。

無駄な金銀の流出を防止するためだ。

天正和円金貨・天正和円銀貨は幕府と大商人合議により、国内流通貨幣換算が別途一年に一度決められる変動制とした。

とにかく、南蛮人が金貨・銀貨を日本通貨に両替しただけで儲かるシステムにはならないように最大限の注意と監視をする。


天正和円を石高換算に換えると、


1万石=10億円=100,000,000銭



俺の給与(年俸)は、


20万石=200億円=20,00,000,000銭=200,000両小判


となる。


どうりで蔵が銭瓶でいっぱいになっていたわけだ。


小判にすれば置き場も少しは整理がつくという物だ。


段階的に天正和円に切り替えられる。


ただし、銅銭の発行が間に合わないため、米の価値を暫定的に支払いに使うことを認め、1合=一朱銀3枚として代替え貨幣として認めた。



♦♦♦

かなり無理がある設定かとは思いますが、物語りの天正和円の設定とさせていただきます。

♦♦♦







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