苦しみは誰のせい
冷凍氷菓
苦しみは誰のせい?
太陽の光が身体をすり抜けて地面へと吸い寄せられる
青い空
白い雲
笑っている太陽
太陽を信じられずに嘆いても
ちっとも状況はかわらない
腑抜けた雲に空っぽな空
嘆けば嘆くほどに太陽は私の首を絞めている
もがけばもがくほど太陽は西へと沈んでしまった
また西から顔を出したら殺してやろうかと思う
月がそれを笑いながらみていて無性に腹立たしかった
「お前が笑うなら私も笑うぞ。笑ってしまうぞ」
腑抜けた月め、くだらぬ月め
お前なんて嫌いだ
朝を迎えれば東から太陽がでてまた首を絞めてくるのだろう
その前に私はハサミを手にした
苦しみは誰のせい 冷凍氷菓 @kuran_otori
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます