『三題の詩(拳・錆止め・鉛筆) その2』

静かな部屋で


錆止めを塗り込む


それが僕のお仕事



君は泣き虫だから


涙の大洪水で 錆だらけだ



期待の裏には涙が潜む


嬉しくて掲げた拳は


いつしか自分を傷つける



悔しいのかい?


皆そうさ 君だけじゃない



魔法の鉛筆をあげよう


そいつで書き殴るのさ


嫌な人 好きなこと やりたいこと


なんだっていい



まだ書き足りないなら


続きは明日



僕らには明日がある


それは素晴らしいことなのさ

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