第6話 私の名は...
{アンジェリク視点}
私の名前は、アンジェリク・ジェローム。
愛称は、アンジェ
年齢は18歳よ。
性格は、少しキツメって良く言われるわ。
見た目は、可愛い方だと自負はしてる。
職業は。ドルイド。回復魔法が得意なの。
生まれた育った国が、戦争で滅んでしまった為に、
当ての無い旅をしているの。
戦争で国が滅ぶ何って、良く聞く話よね。
この位の不幸は、何処にでも落ちているわ。
自分で、今の現状を不幸とか言う人も居るけど、
何が不幸なのかしら?家はあるし、毎日、食べる物もあるのにね?
私から見たら、そんな人は幸せに覚えるわ。
人間関係で悩んでいるだの、学校が、仕事が、嫌なら生活環境を自分で、
変える努力をすれば良いのよ。
生活環境を変える気もないで、自分は不幸なの、貴女もなのね?
そんな恵まれた環境に居る人から。同情されたくない。
私は、今現在でも不幸と思ってないの。
だから、同情なんって、私にはいらないの。
先日、立ち寄った町での事よ。
屋台で食事を買って、噴水の傍で食べていたら、
同じ年代の女の子が、隣に座って話しかけてきたの。
簡単に言うと、知らない人に愚痴を聞いて、欲しかったんでしょうね?
言われる、私の身にもなってよ、美味しく食べてたら、いきなり世間話を始めえあれて、愚痴を散々聞かされたのよ。
それも、世間知らずな娘さんが、私は不幸なのってお決まりの話よ。
頭にきちゃうわ。聞いたこっちは、不機嫌になるのが分からないのかしら?
ご機嫌斜めのまま、町を出たのは良いんだけど。
やってしまった、食料はあるのだけど、買い溜めする予定の物を買い忘れたの。
どうしよう調味料が、あと少しだけしかない.....
今居る場所は、先日、立ち寄った町と、次の町との中間辺りだと思うけど。
次の町まで、調味料は持つかしらね?
道の脇を見ると、薬草でしょうか?小川の左右に生えていたの。
薬草も採取しとけば、町で売れるから、路銀の足しになるのよね。
一杯、薬草を取って、町に持っていくわよ。
ガサッ...ガサガサッ...
何かいる!
ぐるるるるぅ.....
レッドウルフじゃないの!
どうしよう、戦うにしても、武器は短いロッドしかないのよ。
攻撃魔法何って、覚えてないし、どうしましょうか?
困ったわね...このままだと...私の人生は終わってしまうわ。
走って逃げるしかないか。
ザッ
ぐぅるるるる
くぅ~背を見せたら、その途端に襲われそうね。
ゆっくりと、後ろに下がって、距離を取るように下るしか
なさそうね。慎重に慎重に。
バッシュ!
後ろから矢が飛んできたの?
振り向くと、知らない男性が、クロスボウを構えてる。
私を助けてくれるの?
知らない人なのに?こんな状況なら、見捨てて逃げても
誰も文句なんって、言われないだろうに。
もしかして...私が可愛いから、ほっとけなかったの?
バッシュ
あっ また矢が外れた。
あのレッドウルフ、人間と戦いなれてるのかしら?
私も何かしないと...あっ...どって...
痛っ...膝を擦り剥いたかな?
ゴロゴロゴロ
なに?丸太が土手の上から、転がり落ちてくる。
あの人が、やったのかしら?
すごい、レッドウルフが、逃げ出してる。
助られたのだから、お礼を言わないと、いけないわ。
助けていただき、ありがとうございます
「いえいえ、お怪我はありませんか?」
(私の事を、気遣ってくれてるの?
紳士的な人ね?悪い人ではなさそう。)
(怪我をしているから、薬草を出してくれるって言ってるけど、
私の職業は、ドルイドよ、これ位は自分で治せるのよ。)
ヒール
(ほらね?綺麗に治ったでしょ?
あら、回復魔法を見て、驚いてるわね。
回復魔法を見た事ないのかしら?)
(そうだ、助けてくれた人に、自己紹介をしないといけないわ。)
申し送れました、私はドルイドのアンジェリク・ジェロームです。
「俺は、皮職人です。」
(えっ?名前を教えてくれないの?もう一度聞いてみましょ。)
お名前をお聞きしても、宜しいですか?
「名前はありません。だから何時もは、職人と言うのです。」
「は、孤児院で育てられ、名前も番号でした。
だから、俺の名前は、25番って事になります。」
(この人って、名前が番号なのね?
私が、名前を考えたら、使ってくれるかしら?)
そうだったのですね、私で良ければ名前を付けましょうか?
ドルイドは、司祭とかもしていますよ。
「俺に名前をくれるのですか?」
(良かったは、喜んでくれてる見たいね。男性の名前ね..
この人ってカッコイイから、素敵な名前にしないと。)
(あっ 私の憧れの人に、少し似てるわね。
あの人と同じ名前に、しましょう。)
レオン・ラサル。今日から貴方は、レオン・ラサルと名乗りなさい。
「ありがとうございます。」
(うん、本人も気に入ってくれたみたいね。)
(レオンも、私と一緒で、当てのない旅をしてるんだ。
そうだ、一緒に旅をしてみようかな?)
私と一緒に、旅をしませんか。
「えっ?でも俺は男ですよ?」
私は女性です。魔獣に襲われても、何も出来ないほど弱いです。
「俺は、強くないですよ?良いのですか?」
助けてくれたじゃないですか?その勇気があるだけで強いです。
「はぁ~そうなんですか?」
そうなんです。
だから、私と一緒に旅をしましょう。
(女の1人旅は、正直言うと心細かったけど、これで少しだけ心強くなったわ。)
(レオン、私を守ってね。)
目的地があれば、旅に張り合いが出ますのにね。
「そうですね、違う大陸にもで。渡って見ますか?」
それも良いですわね。
「何処の大陸に、渡りたいですか?」
それは.....
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