第4話 デジタルとアナログについて
前章で文字はデジタルと述べましたが、対象的に街を歩くという行為は果てしなくアナログであります。人とのすれ違い方というものは無限にある。すれ違うときに下を向いて無言でも良ければ相手の目を見ながらでも良い。鼻歌交じりでもよければひとこと罵声を浴びせかけるという方法もある。無限なのであります。
そもそも人の心というものはアナログでありまして、オーロラのような色彩を帯びたグラデーションなのでありますから、それをデジタル記号である文字で解説しようとするのはいかんせん無理があると言わざるを得ないのであります。抽象画はひとの心を表現するのに最適な方法であります。本で人の心を学ぼうとすることなど、かけ算九九を全て指でも使って足し算で計算することくらい、時間もかかり、愚かな行為なのであります。
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